もしあなたも恋の列車し乗って終着駅に降りたらこの物語を思い出して正しい出口を選んでください。作者様の小気味良い言葉のリズムが列車に揺られる音のようであり活動弁士の絶妙な語りを聞いているようであり寅さんの啖呵売り的でもありどんどん世界に引き込まれていきます。ちょっとしたビターと最後はお約束のスイートとこの作者様の良いところがギュギュっと凝縮された佳作です。ぜひご賞味ください。