宮沢賢治はむつかしい。私にとっては。私にとっての落とし所をつかみにくい作品をようかかれます。本作もまた。私は猫好きでもあり。再読してまたぞろ戸惑い、ただ、人気のある方ですから論文だの解説だの仰山あり、それぞれにそれぞれ納得のゆく解答は出されてあるのでしょうが、そういう関心は私にはなく。ただ、本作に限らず、作者の作品には謎は多いですね。ただ、本作は私にとってはもっとも難解な作品かもしれません。宮沢賢治はミステリー。