右中桂示

　一人暮らしをしながら、愛猫ホクロと穏やかな日々を過ごす佐伯剛。ある日彼の元にやってきたのは、ホクロの父親を名乗る喋る猫だった……。 ※匿名キャラお見合い企画に投稿したものです…

『構築される精霊』より抜粋 〜序〜 　世界でもっとも謎めいた生き物は、精霊だ。 　あるところでは死者が転じ、またあるところでは無機物に宿り。ひとくちに精霊といえど、その経緯は千差…

ラブラブバカップルのラブバカバトルギャグファンタジー、ここに開幕！ 愛の力で笑って燃えて、シリアスもたっぷり大満足！ （※気をつけろ！ジャンル詐欺があるぞッ！） バカップルの虎…

やれるか？　やれるな？　やるしかねえんだ。 傷が開くほど欲しいんだろ。 欲しいもんくらい自分の手で掴め。 手を伸ばせ、伸ばせ、伸ばせ、大丈夫。いつか必ず絶対届く。 もはや強迫め…

境工（きょうく）という珍しい職がある。神域の門たる「境（さかい）」専門の大工だ。 この短編は、少年境工アケの仕事を追いながら、その神秘の職人技を紹介するものである。 風土記系競…

成人の証である「面構え」が現れない主人公は、子供でもなく、成人にもなれない「面無（つらなし）」としての日々に孤独と疎外感を抱えていた。ある日、此方（こなた）と彼方（かなた）を繋ぐ…

肥前ロンズは苦悩した。 必ず、この講評を書き上げると決意した。 肥前ロンズには文章の巧拙がわからぬ。肥前ロンズは、愛犬が死んで一日で書き上げ、ろくに推敲もせずに出した。そしたら…

　五十音の最初のふた文字 　君に気持ちを伝える文字は、虚ろな存在なのだろうか？ 　今夜も僕は、気持ちが伝わっている事を確かめる

板野かも様主催の匿名キャラお見合い企画（https://kakuyomu.jp/works/16818093085133939965）に出させていただいた作品たちのフルバージョン…

企画に参加した作品を中心に置いていきます。 タイトルは必要に応じて、変更します。

パティシエの二ノ宮くんと、お店の常連の野乃花さんの恋のお話。 手品が得意な野乃花さんには何やら秘密があるようで……？ 『ヒロインも花も。魔法も。ちゃんと野乃花さんに似合うよ』 …

同題異話9月号、滑り込みです。完結は遅刻、お許しください。 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093084060354633 こちらは以…

とある町に暮らす「僕」のお隣は――ジャックオランタン？ ちょっとだけ不思議な、「日常」のお話です。 とあるイベントで配布したSSの再掲です。

雨は壊れたピアノみたいに、バス停で立ち尽くす俺に降り注ぐ。 雨空は高く、手を伸ばしても届かない。 夢月七海様　同題異話・十月号　　秋に鳴らす鍵盤 https://kakuyo…

過去に残してきたおじさんを、女子高生が助けに行く話。 ７話で完結。 2024年　企画「いけおぢ豊穣祭２」参加作品 ・35歳以上の男性が主要人物として登場すること。 ・文字数が5…

匿名短編コンテストシリーズの番外イベントです。 匿名でキャラクターを募り、リストから自由にキャラを選んで、これも匿名で恋愛短編を公開！ 最も愛されるキャラは誰か！？ 【スケジュ…

　　　m(_ _;)mｺﾞﾒﾝﾅｻｲ

骨董屋を営んでいる飼い主・柳都とその飼い猫である黒猫・ディアナのほのぼのした日常を綴ります。 柳都視点＆ディアナ視点。（ディアナ視点多め） ほっこりほのぼのしたショートストーリー…

　忙しさの中で、地上に羽根を落としてしまった天使。 　人間の姿になって、地上に探しに来ました。

恋する暇もなく、お仕事に頑張る私。 ある日、お仕事失敗。 泣きたくなる様な夜に、突然再開した幼馴染。

　西暦二〇三七年。かつて夢物語だった生命維持睡眠技術――俗に言う「冷凍睡眠」が現実のものとなり、関連ビジネスは日本国内においても着実に普及しつつあった。だが、「冷凍睡眠」の認可に…

匿名短編コンテストシリーズの小規模スピンオフです。 今回のテーマは「主催者の苦悩」です。匿名コン主催者板野の苦悩でも、全く別の主催者の苦悩でも構いません。皆様のアイデアで存分に主…

　空に浮かぶ幸せ粒子。 　初雪と共に地上に降り、雪に触れた人を夢の様な幸せな世界へ導きます。 　クリスマス・イブに、気象庁が、幸せの粒子が降る予報を行ったが、残念ながら天気が好転…

何気なくつけたテレビに映った彼岸花の名所を見た途端、僕の心は激しい焦燥感に襲われた。なぜだかわからないけれど、そこへ行かなければならないと強く思った。 賑わう観光客の波から外れ、…

　いとうみこと様、自主企画、俳句でお題に挑戦「中秋の名月」参加作品

『ごめん、別れてほしい』 大学生の女の子が、彼氏にフラれる話です。 第一回さいかわ葉月賞応募作品。 https://kakuyomu.jp/user_events/168180…

【初出：2019年、「ファミ通文庫大賞」応募作品】 【2020年1月（旧アカウント退会直前）時点での星：★498】 昭和19（1944）年、帝国海軍の若き士官・飛羽隼一は味方艦…

全ての人は知事である。それがこの世界の常識だ。しかし知事の中にも悪い知事が存在する。ある日、レストランで悪い知事達が店員と揉めており……？

人類の夢とは、自らの翼で、空を自由に飛び回る事だ。 僕は、翼を持つ研究を完成させた。 それは、永遠の若さと恒久平和をも掴み取れる可能性のある研究だった。

僕、飯田太朗の元に東大で人工知能の研究をしているという学者が来る。何でも父の死の真相を知りたいらしい。父はダイイング・メッセージを残していた。曰く。 「プスーヒョロギィ」

　主として、ご近所名所巡り。 　

恒夜（こうや）▶︎特別仕様のスマートフォンと執筆により、終焉した世界を修復して回っている高校生。防御特化の加護を受けているが、運動音痴で戦闘能力はない。 銀郎（ぎんろう）▶︎恒…

この夏の、ほんの少しの出来事を。

　俺ことタケルには秘密があった。それは、妖怪や幽霊が視えること。 　それを知っているのは、同居人のサチだけ。 　サチは妖怪は視えないが、幸村家の敷地内では妖怪が実体を得るため、成…

稲妻のきらめき、雷鳴の予感、それは世界の始まり。 落ちていく水色の砂一粒一粒が、来る世界の動きを予兆する。 砂時計を手にする少女は、世界の転換を見極め、大きなうねりを生み出す資…

ヒトと竜が築いた王国。その片隅の森で暮らす寡黙な木こり少年セイルの元に、ある日突然傷だらけの竜が降ってくる。「竜の賢者」を名乗る彼は、自分は城を襲った事件に巻き込まれたのだと語っ…

《危険な溺愛》×《神様からの略奪》×《ほんのりミステリ》×《ヒロインだけを愛する暗殺者》 神聖アルカディアの聖女 エリュシアは暗殺者に殺されようとしていた。 聖女の奇蹟によって傷…

本当の恐怖は、このお話が終わったあとでした…

【第七回こむら川小説大賞】参加作です。 披露宴会場を舞台にしたお仕事小説です。 レギュレーション ◆新規書き下ろし一次創作限定 ◆3,000文字以上、10,000文字以下 ◆お…

神に罪を告白する信者を、彼女は温かく見守る。

入浴中にメリーさんの電話がかかってきたため、メリーさんは風呂に沈んだ。 ※メリーさんの電話 都市伝説。「あたしメリーさん。今◯◯にいるの」という電話がかかってきて、だんだんと距…

世界の起源について、今日はみなさんにお話があります。 ◇ 「第七回こむら川小説大賞」によせて書きました。 https://kakuyomu.jp/user_events/16…

或る鉱山でしか採れない、輝く石。それを掘る鉱夫は楽に大金を稼ぐことが出来るが、固い掟に縛られていて…… 光を巡るダークファンタジー。 第七回こむら川小説大賞に寄せて。

出口も見当たらない奇妙な部屋で、電球になった幼馴染と出会う話 第七回こむら川小説大賞参加作品 テーマ『光』で書きました。 がっつりブロマンス

うとうとしていた俺のところに一人の男がやってきた。黒スーツの男はカタログを差し出し「羽を選びませんか？」と問う。さて、これは訪問販売等の類だろうか？訝しがりながらも、俺は男の話に…

売れ残っている自動人形のニィーベ。状態をいつも確認する店主に、申し訳ない気持ちとほのかな恋心を抱いていた。

妾の子ゆえ、虐げられてきた少女。継母から大役を任され、心躍らせながら衣装に袖を通した。