朔（ついたち）

peer（ピア）小説とは？ いただいたコメントの内容で小説の展開が変わる、web小説だからこそできる「読者参加型」小説のことです。 このお話がどうなっていくのか、それはあなたの…

優秀ながら高校を中退した春川桜子。 担任教師である秋田葉太は、彼女とのあの日々を追想する。 自主企画用作品。作家の一人として、本お題に挑戦します。 ようやく、完結しました。

※不定期更新 日常にありそうで無さそうな それはまるで頭が異形になってしまったみたいに 僕らの生活の中にぼーっと入り込む 目をつぶっていたいけど、瞼の裏に潜り込んでくる そ…

　主人公の僕は、メモリースポーツの花形と言われている『スピードカード』の練習を始めることにした。手始めに一枚ずつトランプをイメージに変容させていこうとするが、初恋の女子や黒歴史、…

前川博信は１００桁数字記憶の挑戦を間近に控えていた。 「自宅のドア」という競走にはどう見ても相応しくないスタート地点で、カウントダウンが減るのをじっと緊張とともに待つ。 スタート…

誰も彼も、物書きは才能を求めている。 しかしどうして、誰も彼も執筆に使う脳に着目する人がいないのか？ 底辺作家でありながら、メモリスポーツに力を注ぐ作者だからこその視点で書かれた…

才能が無くて、前途が暗くなる。 これは、そんな悩みを抱える人への、慰めの書き物である。

人生を這いつくばる２人が出会う、前代未聞のくよくよラブコメファンタジー、ここに開幕！ （あらすじ） 猫を助けようとして車に轢かれた社会人4年目、桐坂蓮真（きりさか れんま）。…

ロックミュージシャン志望の醍醐夏男（ダイゴ　ナツオ）と、幼馴染の烏丸春子（カラスマ　ハルコ）は高校三年となり、それぞれが別々の進路となる。 高校の卒業式、夏男は春子に長年の思い…

あの日、私は思わずシャッターを切った。 小麦色に焼けた肌。引き締まった筋肉。百メートルを走る彼女の身体は何よりも美しくて、目を離すことができなかった。 陸上に人生をかける彼女と…

「～～であることを求めよ」 求めたくもないのに、なんで求めさせるんだよ！！ しかし、そんな反逆者に先に家を出た兄がやってきて……！？ ↓前回の投稿↓ 『もしもカクヨムが極…

ウイルスが落ち着いてきたので、久しぶりに歳上の彼女に会うことにした。 こんな状況だから、いつものようにくっついて歩くこともできない。 なんて思ってたけど、そうでもなかった。

昔むかし、桃太郎や金太郎、浦島太郎といった面々が鬼ヶ島へ鬼退治に行きました。ところがそこで待ち受けていたのは、恐ろしい連続殺人事件で……

東京に緊急事態宣言が出てから二ヶ月。 夫と娘と共に自粛生活を送りながら、主婦である「私」は密かに憧れている大学生フィギュアスケーター、湯川晴彦の近況報告を待ち望んでいた。 だが、…

自らが殺した被害女性の葬儀に参列した犯人は、遺体に左手首があることに驚く。後味の悪い短編ミステリー。

私のクラスには「王子」というあだ名の男の子がいる。 他人のために労を惜しまず、誰からも好かれる彼が、よりにもよって私に告白してきた。 それは誰も幸せにしない恋。 王子の恋も、私…

「未来は幸せだよ」 小さい頃のぼんやりとした記憶が蘇る。私が越えなければならない壁にぶつかったとき、未来からやってきた私が励ましてくれた。そうやって散々元気付けてもらったのに、自…

2020夏物語用に描いた一作です。ミステリー風に仕上げてみましたが、たぶんミステリーじゃない？(笑) 最後まで楽しんでもらえたら幸いです。

――２０２０年、夏。 誰もが喪失感を持って迎えた季節の物語。

自主企画参加作品です。 複数の作者が同一の物語軸に沿った作品を書く、というご企画です。 「筆致は物語を超えるか」【葉桜の君に】https://kakuyomu.jp/user_…

どこにでもいる平凡以下の男子高校生・海斗は、夏休みに訪れた祖父母の住む海辺の街で陽子と出会う。一目で彼女に夢中になった海斗だが、彼女は何者かに追われているのだった……。 しょうげ…

同題異話SR参加作品です。 ウイルスで自宅待機になった都市部。 離れてしまったがために、気がつく気持ち。 今だからこそ、大事にしたい、繋がり。 超短編。 書くのに実験もしまし…

ついったーのうんたらかんたらのお題で書きました。

ゆあん様企画の「筆致は物語を超えるか【葉桜の君に】」参加作。 非常に面白い企画だと思いました。 残念ながら企画の趣旨からは外れたものと思われますので、賑やかしとして扱ってくださ…

レイティングはつけませんが、PG12くらいです。 元が濃いので薄味です。

同棲初日、荷物から発掘したのは高校時代に父親に没収されたゲーム機だった。引っ越し作業中に思わずテレビに繋いで遊び始めた「私」が見つけたのは記憶にないリプレイ。父のゴーストだった。

明日から夏休みというその日、ずっと好きだった幼馴染のサトルに彼女ができたと告げられる。 家に帰った後、ショックで一人涙を流していると、突然窓を突き破ってUFOが現れる。 中から…

新型コロナウイルスが、夏になっても猛威を振るう世界。 高校への9月入学が決定し、外出もできない夏を過ごす少年。 彼は去年の夏を追想し、未来を想う。 ※カクヨム2020夏物語（ス…

エスパーのエスパーによるエスパーのための球技大会を、２０２０年夏にも開催する運びとなりました。実況は権田宮勝、解説は正宗鳥円之城でお送りします。

妻を2020年の疫病で失った男が復讐を誓う。空港のベンチで男が座っている。これから日本へ向かうのだ。何をしに？　観光。

どうしても一緒にご飯を食べたい餃子短編。

ネカフェ難民をしていた“私“は、一文無しで街に追い出され途方に暮れていた。 靴も壊れて裸足でアスファルトを歩く私の肩を叩いたのは、初めて会うおじさん。 初対面の私に靴をくれて、食…

今でも、あの時の事を鮮明に思い出すことが出来る。 2020年の8月11日。 蝉の声が四方八方から響く、うだるように暑い夏の日。 海の向こうまで見通せる、おばあちゃん家の軒下で。…

2020年6月『カクヨム2020夏物語』中間選考に残りました。 ２０２０年の夏。 会社の先輩が新型コロナウィルス感染症に感染してしまった！ 濃厚接触者となった僕はPCR検査の結…

最後の大会がなくなった、 自分たちは何のために頑張ってきたのか、 涙を流す部員を前に、 顧問は一冊の漫画単行本を取り出した。 『ドラゴンボール』 その国民的人気漫画のキャラ…

大学二年生の青斗は、二泊三日のサマーキャンプで荷物を整理している最中、何者かの遺書を見つけた。自分以外にキャンプメンバーは二人──つまり、そのどちらかが三日間のうちに自殺しようと…

とある会社員、田中は残業の多さに悩む。そんな時に時間を貯められる「貯時間」サービスを知り、田中は利用するのだが…。 最後の台詞、（手前味噌ながら）大事であると思います…。

　傷心した主人公と吸血鬼ちゃんの物語。夏が少しでも楽しくなっていただけたら嬉しいです。 「フタマルフタマルって、八時二十分やんけ！」そんな思い付きからこの小説は生まれました。 　…

京王線は私を連れてゆく。 あなたのいない、東京の中心へ。

美しい海と波。知られざるサーフィンの世界—— 2020年、夏。18歳のプロサーファー・ナオは、東京五輪のサーフィン会場にいた。オリンピックは延期となったはずだが… 小麦色の身体…

高校二年の夏。 僕は生まれて初めて、宙に浮いた。 「ヒトは飛べる」。そのことを知っているのは、僕だけだと思っていた—— 2020年夏。突然、世界同時多発的に空を飛べる人間…

私がかつて体験した、夏の日のおぞましい記憶。 夕立の豪雨。 お寺の本堂での雨宿り。 轟く雷鳴、走る稲妻。 …そして、群れが！ 今初めて語るトラウマ体験！ …最後まで、聞いて下さ…

2020年の夏。 子供の頃に思い描いていた未来はこうじゃなかった――。 いまだ未達のシンギュラリティがもし2000年代の初頭に起きていたらという妄想をもとに、アフターコロナの世…

※ゆあん様の自主企画「筆致は物語を超えるか【葉桜の君に】」参加作品です。 ※フレーズ評価、コピペＯＫ。 　なお、プロットの詳細は下記をご覧ください。 https://kakuyo…

　不良教師を自称する秋田は、前任の産休の絡みから、年度の途中でクラス担任を受け持つこととなった。 　そのクラスにいたのは、人と少し違う生き方を強いられている、春川桜子という女子生…

「でも、あなたははじめからその答えを知っていたと思いますよ。ただずっと、それを思い出せずにいただけで」 ※同一タイトル企画の参加作品です。

ウイルスの世界的流行。封じ込めも撲滅も失敗したのに、私たちはまだ生きている。 これは日記。敗北も勝利もなかったかわりに、ちょっとした不自由を許している私たちの話。 【掌編募集】…

ゆあんさんの自主企画「葉桜の君に」参加作です。 https://kakuyomu.jp/works/1177354054895314078 去年は直球勝負したのですが、今年は内…