忘却編5話更新です。レオのターンが長いので、そろそろミカが恋しいです。
次回が核心な話なので、早めに書きたいですね。ええ、本当に。
時間よ、私に力を!!というところです。
顧問精霊術師。国王直下の栄誉を与えられるという。
なので、丁寧に断ったつもりだ。しかも三回。
四回目になるとさすがにうんざりしたので、どうしてと尋ねてみた。
「一番、初代という偉業に興味なさそうだから」
まあ、確かに。
日々を豊かに、穏やかな時間を過ごす。
朗らかに生きているだけで満足なのだから。
四回目も断った。そうしたら五回目の来訪。
平凡そうな人なのに、少し変わっている。
こんな森の奥まで来るなんて、暇なのだろうか。
根負けし、その職と地位を得ることになった。
まあよくわからないけど、できる限りのことはしよう。
隙を見ては昼寝をしようと思うけど。
だって彼のおかげで国は平和で、麗らかな陽射しが気持ちいいから。
「初代顧問精霊術師ユリア・フェイトの回顧録」より。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885804304/episodes/1177354054894461500