表裏編八話目更新です。後一話か二話くらいで表裏編は終わりそうです。
繁忙期……繁忙期が憎い、と忙殺されています。
年末が早すぎる。確かハロウィン終わったばかりだった気がするのに、という感じです。
ようやく忙しさの目処が付いてきたので、更新のペースを上げられたら良いですよね……ね?
ああ、残念。失敗してしまったな。
彼女のために誠心誠意を尽くしたけど、駄目だった。
けれど後悔なんてないさ。思う存分暴れたし、楽しんだ。
普段だったら考えられないほど、心の底から好きなことをした。
真面目な仕事人ではなく、愛しの彼女のために。満足だ。
仕方ないから川の傍で夜を待とう。星が輝けば、橋が架かる。
彼女が成功しても、失敗しても。同じこと。
橋が伸びて、ようやく自らの足で会いに行ける。一年に一回の逢瀬。
もしも人間の女性を好きになれば――なんて考えない。
だって彼女に一目惚れだった。溺れて、浸かって、沈んだ。
天女に恋して、美しい海の中で呼吸をするような毎日。なんて素敵だろうか。
だから待とう。本当はこんな時間も愛おしくてたまらないのだ。
まあ毎日彼女と過ごせれば、全く問題はないんだけどね。
神様に怒られてしまったし、当分は反省するさ。
――北極星が変われば、話も変わるのだから。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054885803826/episodes/1177354054892977405