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今回は白花冥幻譚、白花ノ剣の舞台について、本編では複雑すぎて公開していない設定情報を紹介いたします!
だいぶ長めですが……誰得と言わずに……
いつか書こうと思っていましたが、どこに書いたらよいかわからず……本編にぶら下げればよいのか……
酒の肴にでもしていただけると幸いです🍶
軽く作品リンクから。
▼白花冥幻譚【完結/長編】
重厚な和風ダークファンタジー。生贄の巫女と侍の浄化の旅を描く。
https://kakuyomu.jp/works/16818093083414000760
▼白花ノ剣 -三毒の魔女と蒼き欲望-【途中/長編】
エモーショナルな和風ダークファンタジー。少女剣士は悪徳の魔女たちとの戦いを通して、真実を切り開く!
https://kakuyomu.jp/works/16818093089537503676
白花冥幻譚は完結済みで、幻想文学とダークファンタジーで錬成されたやつ。(重く、人によって難解!)
白花ノ剣は、よい意味でエモさと分かりやすさに振ったので、バランスがよいと思います🗡️
どちらもカクヨムコン参加してます!
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設定資料
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※機密事項には検閲が入っています!
【世界観】
▼舞台
遥か古代に夜久爾(やくに)という世界があった。
その世界の一隅には、鎌倉時代のごとき武家国家を中心としたいくつかの国が、緊張と融和の関係を繰り返していた。
中心的な国のひとつに、馬稚(まち)国があり、その国内に、白ノ宮(しろのみや)という、巫女組織があった。
通貨は『貝』と呼ばれる。一貝、十貝、百貝、千貝は銅貨。一万貝は鉄貨、十万貝は金貨。1貝は現在の1円のイメージ。
度量衡制度は鎌倉時代と近い。
▼白ノ宮について
大巫女を中心とした強大な呪力を誇る組織。
名目と立地の上では馬稚国に属しつつ、各国に影響力を持つ。
白ノ宮の建築は、ほぼ全て美麗な白木でなされている。
本宮と七つの外宮からなる。
馬稚国の兵が宮に多数詰めており、警護にあたる。
7つの外宮には以下のようなものがある。
食料を蓄えておくための穂積ノ宮。衛兵詰め所である守護ノ宮。来賓もてなしや祭り部屋である慶紗ノ宮。見習い巫女たちが暮らす雛蘇ノ宮。図書などの収められた文読ノ宮。儀式用の神繋ノ宮。
本宮は三階建ての白木(基礎は檜、全体は楢)。朱と銀で飾り立てられている。
白ノ宮の巫女たちは常に白花(しろはな)と呼ばれる万年花を儀式に利用し、白花を大切に扱ってきた。
また、古来は世界の秩序がよりよく保たれていた。そのため、古来のような『白花境』という理想の世界を再興しようとしている。
▼巫女
四位からはじまり、霊受した巫女は三位巫女となる。
そこから修行により、数年で位を上げていく。
巫女は銀の白花紋の入った白小袖に緋袴を着る。髪は銀の水引で留める。祭りの際は晴衣を着る。
大巫女は白袴に銀の冠。冠は長神と白花を模している。
▼壊された秩序(検閲対象)
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▼霊気と狭世
現世(うつしよ)は現実世界。
常世(とこよ)いわば霊界。
狭世(はざまよ)の存在が特徴的である。
狭世は、現世と常世の間にあり、念や霊や術によって人間が影響を与えたり、逆に現世に影響を逆流させたりできる。
白ノ宮の巫女たちはこの狭世を介して術を行使する。
霊気は狭世を介して、各階層を対流している。このバランスが重要であり、過度な術の行使はこの秩序を乱す。
また、たいていの術は、度を超すと巫女の寿命を削ることになる。
霊気が滞り濁ったものが瘴気である。瘴気は人の心などに感応し、瘴魔となったり、瘴気病みを発病させる。
この瘴気が世界に溢れる作中の厄災は『瘴気禍』と呼ばれる。
通常は狭世から霊気が上霊路から流れてきて、下霊路から出てゆくが、均衡が崩れると世界に瘴気が溢れる。
霊路は自然に作られたものもあれば、霊力者が作ったものもあり、各地の〓〓〓などには、霊路が設けられた。
▼瘴気
流れの滞った霊気は、澱んで瘴気となる。
瘴気には人の悲しみや怨念がこもりやすく、土地を汚したり、生き物に取り憑いて狂わせる。
【神と信仰】
基本的に、神は直接的には人間界に影響を及ぼさない。しかし例外もある。
・白花(しろはな)
作中で実際に咲く万年花でありつつ、日月ノ長神と同一視される象徴。白花自体も神聖視されている。
白花ノ浄歌『白花は 穢れし土へ根をはらむ 花開きては 浄しなるかな』がことあるごとに奏上される。
・日月ノ長神(ひつきのながかみ)
白花紋(白い八弁の花びらの図象)に象徴される。
東西の二つの頭を持つ、銀色の蛇の主神。西の顎で月を噛み、東の頭で太陽を噛むとされる。霊気が和御魂と荒御魂に分かれることを象徴している。
体の銀色は、和御魂と荒御魂が融和した色である。
無辺(宇宙)の中心で巨大な白花の中で世界を見つめているとされる。
浄歌は白花ノ浄歌と同じ。
・火津真ノ神(ほつまのかみ)
太陽と光や天体を司る男神。黄金の光輪で象徴される。
翼を持ち、右手に火を掲げている。
火津真ノ浄歌『長神の燃ゆる東の顎より 産まれ出しは天つ焔火』
・水奈弥ノ神(みなやのかみ)
海と水と生命を司る女神。水瓶で象徴される。
〓〓〓〓〓とも呼ばれるが、なぜかは知られていない。
・冥摩ノ神(くらまのかみ)
死と腐食と灰を司る女神。黒珠子の花という、黒い大きな花に象徴される。黒い薄衣を着て、灰を撒く。灰は死の象徴である。
・〓〓〓〓〓(検閲対象)
忘れられた神。〓〓〓〓〓〓〓〓。
〓〓〓〓〓〓〓〓に象徴される。
〓〓〓〓体現する神で、〓〓〓〓の〓〓〓〓とされる。
・烈賀王(れつがおう)
元は人の王でありながら信仰を集める戦争と勇気と旅の神。矛と鷹で象徴される。
【組織など】
▼銀狼衆
瘴魔退治専門の侍集団。生きた年数で階級が決まる。
瘴魔を倒すため、独特の戦術を使う。
蓮二が所属していた。
▼汕舵ノ民
白ノ宮に呪術を伝えたとされる幻の民。
▼馬稚国
夜久爾の世界の中心的な国のひとつ。
白ノ宮を擁するが、その白ノ宮の影響力を倦厭する勢力が目立っていた。
▼楼迦国
馬稚国の西にある帝国。西端に日暮ノ峡を有する。
▼歴史
白花紀1年に馬稚国内に白ノ宮が完成。ここから白花紀とした。
平均40年で、大巫女は代替わりしてゆく。
本作舞台では、白花紀670年、十八代目の大巫女が統治。
【銀狼衆の戦闘術】
銀狼衆では基本の三術があり、これらに各々の工夫が施されてゆく。
▼観気ノ術
基本中の基本とされる。呼吸を整え心眼で霊気や瘴気を見る。練度や人によって見える範囲などが変わる。
▼鋭気ノ術
前方に気合を放つ。
通常は、剣の達人による威圧感や、大声と合わせて相手を怯ませる程度の威力。
▼消気ノ術
己の心を操り、自制するための術。
応用し、気配を消して敵をやり過ごすことなどができる。
【巫女たち】
▼沙耶(さや)
水奈弥ノ神と縁を結んだ三位巫女。
瘴気を体に吸収し、心身を削り浄化する、霊水の力を授かった。
西の地に生贄として赴く。
▼雪凪(ゆきな)
烈賀王と縁を結んだ一位巫女。
馬稚国では武神とみなされているが、その力は謎に包まれている。
▼瑠璃女(るりめ)
火津真ノ神と縁を結んだ二位巫女。
体の一部を燃やすことを引き換えに、火を操る。白ノ宮を脱走し行方不明。
▼咤紀(たき)
隻眼長躯の、明葉ノ庄を支配する巫女。
強い意志と使命感を秘めている。
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こんなふうになっています!
日本神話ぽくもあり、どちらかというと、精霊信仰みたいですね。
いちおう、『三層コンフリクト法』ってメソッドに沿って書いています。自作の……
▼本格ハイファンタジーを書いてみよう!
ハイファンタジーのストーリー
https://kakuyomu.jp/works/16818093085696782381/episodes/16818093086151674196
カクヨムコン、駆け抜けましょう!