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泣きむし翠の退魔録を含めて、
9月末の応募用に原稿を整理しています。
特に泣きむし翠ですが、
応募規定だと42*32文字でMax150枚なのですが、200枚に達してました。
文字数だと15万文字くらいで収まりそうなのですが、改行が多いせいか50枚オーバー、、
25%削るのってなかなかですが、、
それでも、なんとか本筋に影響を出さずに150枚まで圧縮しました。
あらためて、
泣きむし翠の退魔録、いかがだったでしょうか?
https://kakuyomu.jp/works/16818023213305826143せっかくの完成記念に、作者が思う本作の魅力を書かせていただきます。
ダサダサ企画ですみません。
自分で書くな、っていう感じですが!
▼基本的には
優しすぎて退魔ができない退魔師の物語です!
人外やマイノリティが一方的にやられる、というのを、逆転の発想で、、
幽霊や妖怪って、もし人間とぶつかる形で存在したとしたら、必ず、ワケアリの状態だと思うんです。
なので、それをサクッと消しちゃうと、悲しいというか、再発防止できないとか、、
なので、『きみってなんなの?』という視点が生まれると思うのです。
それに、妖魔たちは素直なのです。シズクや猫又リティたちは、素直さやマイノリティ的な特性ゆえに苦しむ人間を、感じさせるかもしれません。(滅びの国の魔女紀行に繋がるかも)
人間よりも素直で人間らしい、妖魔たちとどう接するのか、みたいな視点も楽しんでいただけると嬉しいです。
もしかしたら、『呪いとダンスするエッセイ』
僕の奇妙な冒険 にもリンクするかもです。
https://kakuyomu.jp/works/16817330662243375483呪いや怪異、それに運命って、根本には何があるんだろうっていう、、
▼戦闘
泣きむし翠の退魔録の、退魔スタイルはシンプルで。
基本は、里でもらう短刀(翠の得物は霜月という、黒塗り鞘の短刀)で、妖魔を刺します。
その際、気をある程度コントロールする、という『三つの退魔術』もあります。
とはいえ基本は、シンプルな短刀術です。
(短刀なのは、都市で目立たないように活動するため)
本作では、『共感した妖魔を霜月で刺せるのか』というサブテーマがあります。
短刀で刺すっていうのが、泣きむし翠にとってはすごく生々しい、きつい行為なわけで、、
なのでほぼほぼ刺せない、、
その代わりに、仲間が増えていくというジャンプ展開もあります。
▼素直
本作では、高木先生という師匠が出てきますが、彼女の教えの根幹には『素直さ』ってものがあります。
退魔術や妖魔との関わり。自己修養の根幹が、『自分の思いをしかと見つめて管理すること』ということになります。
このあたりは、ユング心理学の『自己実現』や『自己の統合』と繋がります。
僕はなんとなく、『素で生きていて、それが楽だとハッピー』だと思うのです。
ただ、いまの時代に素直でいるのは難しくて、下手をすると、独りよがりだったり、変な人だったり、かなり打たれ弱くなります。
他の人の素直も認めなければ、、
それでも素直でいつづけたら、退魔師か魔法使いになれるかも(*´-`)
現代でいう、禅やマインドフルネスに近いかも。
でも、それより自分の本質にさらに個別化されてゆく感じの、、
タロットカードをやっていたときにかすめましたが、西洋神秘主義もちょっとそんな感じで、、たぶん密教も近いところが。
▼優しさ
僕はやはり、人にはそれぞれの特性があるのがよいと思います。
偶然翠は、優しさが持ち味でしたが。
別に、まったく違う生き方もあると思います。
それを知る手掛かりが、素直さなのかも知れません。
本当の自分の特性って、基本的には隠したり、直したいって思うことが多いと思います。
それを、恥ずかしくないって思えたら、幸せなのかな、とか。
そんなことも考えて書いていました。
滅びの国の魔女紀行、泣きむし翠の退魔録。
この二つを書く中で、リアルでもいろいろありましたが。
奇跡的にも完結でき、結構、書きたくてもやもやしていたことが、形にできた感じがしています。
長編苦手感もなんとか、クリアできてきたかも、、
あー、とにかくこれで、作品も、自分語りも書き尽くしたと思います。
拙作や本近況ノートを読んでくださった方、あらためて、本当にありがとうございます。
引き続き、まずは書きかけを完結させていきたいと思います。
(白花冥幻譚、ヘヴン・クラウドあたり)
SF軸としては、ヘヴン・クラウドの世界もまとめたいです。
なかなかあれも、難航しますが。
最新のヘヴン・クラウド・サクリファイスはまとまると思うのです!
引き続きよろしくお願いしますm(_ _)m