衞藤萬里

ある日、千成のもとに姉からの知らせが届いた。その知らせとは、大好きだったおばあちゃんが亡くなったという衝撃的な知らせだった。

このお話の主人公は姉妹ですが、妹が姉よりはるかに優れていることは確かです。本当にできることはなんだろうか、今考え直したくなる世の中ですね。

戦場で屍から金品を奪って暮らす戦場荒らしのリン。 見つかれば死罪のはずなのに、リンは兵士に捕まり、どこかの地下牢へ放り込まれる。 差し入れられた温かい食べ物を頬張りながら、リンは…

結婚３年の記念日。僕の仕事が終わり次第、専業主婦である由希子と記念日ディナーに出かける予定だった。 なのに化粧に手間取ってすぐには出られない、５分待ってくれと言う。 周りにいい…

企画者さま、初参加にしてなにも自重しませんでした。美冬さんが暴走しました。 ごめんなさい。 苦情も受け付ける覚悟です。 ゆあん様の自主企画用「筆致は物語を超えるか」【雪を溶く熱…

母親が血獣の人権を主張するうちに壊れていった。少女は心底血獣を憎むようになる。そんなとき、自分の意見と共鳴する過激な少女をSNSで見つけて、心酔していく。 この短編小説は、僕…

　新種のミツバチが、見つかりました。 　ミツバチの巣の中をそっと覗くと…。 　

父が脳梗塞で倒れた。 慌てる私達三兄弟は、とりあえず父が快適に過ごせる様に汚宅になっていた実家の掃除を始める。 その時、七年前に癌で死んでしまった母からの遺書が見つかりーー。 …

【あらすじ】 南北朝時代、南朝の宰相、そして軍師ともいうべき、准后（じゅごう）・北畠親房、死す。 その兇報と共に、親房の臨終の言葉として、まことしやかに「その一言」が伝わってきた…

祖父が死んだ。 享年百五。大往生だった。 亡くなったのは、とても暑い……本当に暑い八月十五日。 慌ただしく葬式終えた後、『俺』は母に頼まれ遺品整理を手伝うことになった。 と、いっ…

武蔵野の山奥にやってきた私は『むさしの童子（わらし）』に会った。そして、そこで私が体験したこととは？　ほのぼのストーリーです。

無趣味な年老いた男は妻に先立たれ一人生きることになる。

シュッとしていてクールでストイックでビューティフルでチャーミング。 現代にたとえればイチロー選手のような、佐吉こと石田治部少輔三成。 勇猛果敢な坂東武者の覇する利根川・荒川両大河…

『女スナイパーは派遣社員⁉』がまさかのドラマ化。あまり活躍しないライバル石原登場。 そして、ドラマは現代テレビでは有り得ないストーリー展開。そして、時は流れていく。

ドラマ第8話で子猫のシーンが問題となり打ち切りとなったはずが、 たまたま運がよく映画化となった。問題のシーンはどうなるのか。 『映画で決着をつけてやる！』と鬼才　安野シンジ監督が…

「一緒に服毒自殺しましょう。毒を用意してくれる方を探しています」 ※「青の追憶」のみで話は完結していますが、「青の廃墟」をお読みいただいてからの閲覧をおすすめします。 青…

目が覚めると青い廃墟にいた主人公と、一人の少女の物語です。 続編的なもの→『青の追憶』https://kakuyomu.jp/works/1177354054887767273

普段は派遣社員として働く三上みかん。彼氏と別れたことがきっかけで 『私の良さは日本人では理解できない。』と勝手に思い込み、海外へ行くことを夢見る。 資金を集めるためにたまたま応募…

一月十七日。消え行く、あの日の記憶を短く拾う。 「不定期実話」の「番外編 市役所マン」を短編として切り出しました。 内容は同じです。 タイトルは不定期実話からそのまま「市役所マ…

ひとりだけ離れて写っている長子の自分

私、上野咲は親友に裏切られたと思って全てが嫌になった。 全てを終わらせようと思って校舎の屋上に向かったが・・・

高校一年生の紡は、もちろん独りぼっち。 そんな彼は「帰宅部」という部活に入っていた。「帰宅部」とは、月一で自分の帰宅内容を報告するだけの部活であり、入部が強制である紡の高校では、…

仕事を泣いてバックレたり、家を燃やしたりするダメ親父と娘のお話。

友人が自殺をするので一緒について来ないか、と言った。心中するつもりはないので、ただ見送ってくれればいいと言う。 ……見送る男と見送らせる男。当日って何をどうすれば？のこのこ着い…

基本的にノンフィクション。

水族館に辿り着くまでの、その道中のお話。 魚たちの不思議な世界や取り巻く生活を、テンポの良い文体で書いてみました。 ノベルアッププラスにも同時掲載しています。

「描いてください、せんせい、わたしのことを」 はつ雪の便りをつれて古民家の宿に訪れたのは《裸婦画》だけを描く画家だった。 一重の瞳に潤んだ紅の唇、白練の和服を纏った綺麗な女流画家…

「今晩あたり、狐が降るかとおもって」 工場に勤めて漫然と日常を過ごす《僕》は、寂れた峠にひとりたたずむ女を見掛けて、おもわず声を掛ける。 彼女はひとつに結わえた髪を揺らし、振りか…

『【三題噺の競作】「温泉」「黄色」「銀河」』によせて書きました。 ジャンルはその他と迷ったのですが、途中がホラーっぽいのでホラーにしました。

姉は今日もリビングの椅子に座っている。 家族は目を逸らし、それを見て見ぬ振りをする。

男は女に呼び出され、放課後の教室へ向かう。 そこで突如として女に投げかけられる妙な質問から、案の定男は妙な展開へ巻き込まれていく……

遠い遠い未来……。 恒星間航行とテラフォーミング技術の発達により、人類は銀河系全域に勢力圏を広げていた。 繁栄の一方、中央政府は太陽系を聖域化し、植民星に対して苛烈な支配をおこな…

ひとり＋ひとりの少年が何でもない日常を通して少しずつ仲よくなる話。 エピソードごと一話完結の連作短篇。

　僕は、君に会えなかったら死んでいた。 　君に会えた、あの日、僕は死に場所を探していた。別に、楽に死にたいとか思っていなかった。ただ、ただ、自分が死ねると思った場所を探していた。…

この作品はエブリスタにも掲載しています。

好きな人の連作です。 季節は秋。好きな人の季節の間に入るお話です。

あなたは、好きな人のことどれけ知っていますか？ 赤と緑の連作です。季節は夏と冬。

名探偵を名乗る悪人と、死にたがりの助手がイカサマや正義についてやんわりと哲学します。ミステリ風味の会話劇。

残忍報道〇〇〇〇 今宵も魔女さまご降臨、オフィスに潜むクズを一掃！不幸の続きへ誘います。ナレーターも酷い目に！ まあ、悪事はほどほどに。 最後に魔女からのお言葉もあるよ！

現実世界に起きていることが辛くて ほぼ一日中眠るようになったひきこもりの女の子、“ゆめ”。 ある日彼女は夢の中の自分、通称“夢ガール”に「夢だけじゃなく現実でも“ゆめ”でいさせて…

駅前で、たった一人にだけ歌を謳ってあげるという、そんな変わった活動をする大学生がいた……。 ※あえて『謳う』という漢字を使っています……

湯船で松山千春さんを聴きながら、行く末の在り方を思う。

江戸の市井の片隅で……

人には言えない過去を持つ居酒屋店主、氷見寛治。 そこにある日突然現れた少女、千世子。 寛治は千世子の不思議な魅力に惹きつけられ、しばらく家に置く事を決めるのだがーー 人は気…

松本律は、千葉で一人暮らしをする大学一年生。 パンデミックのせいで大学に通えず、友だちもできず、寂しい日々を過ごしていた。 そんなある日、律は同じ大学の一年生、遠山綾とSNS上で…

仕事に疲れた私が有給を使ってやってきたのは森林公園。 けれど足を踏み入れたのはその隣の敷地。 そこで私が見つけたものは、思いもしないものだった。 西湖 鳴さま企画「溶けそうな…

ブラック企業を辞めたはいいが、心身の調子を崩し安楽な終末ばかりを願う「俺」。いっそ遊んでやれ、と思い立ち、憧れのアメリカへと飛ぶ。旅先では、生涯忘れられない体験が待ち受けていた。…