「2000文字以内 海」を含む小説

僕は北方に位置する離島に住んでいる。島には同い年の子どもがいなくて、僕はいつもひとりだった。でも、寂しくなんてないんだ。この島には宝物がいっぱいあったし、何よりユニ、君がいたから…

クロノヒョウ様企画 「2000文字以内でお題に挑戦！」 お題「聴こえないメロディー」

海の上で聴こえないメロディーを探していた男の話です。 この作品は以下の自主企画に参加しています。 【第59回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画】 https://kakuy…

　クロノヒョウ様の自主企画「2000文字以内でお題に挑戦」参加作品です。 　麻里奈は恋人の公輔と共に彼の実家へと向かっていた。しかし、途中の道の駅で十年前のことを思い出し心が揺れ…

彼の部屋にはいくつかフォトフレームに入った写真が飾られている。 その中に、ただの紙にも見える真っ白な写真が入ったフォトフレームがある。 気になった私が、彼に聞いてみると…… ※…

大学生・的場翔太は、３年ぶりに叔父の経営する海の宿を訪れた。今まで訪れられなかったのは３年前に友人の立松奈弓を海で失ったからだった。生前の写真を手にする翔太。そんな彼の前に、一人…

帝国が支配している大陸。 そこで俺は傭兵稼業をしている。 俺にはかつて、相棒がいた。 その相棒の生まれ故郷の村には、美しい水平線が見られる場所があった。 ※このお話は、クロノヒ…

一条直人はソロキャンプを趣味とする学生だ。一人静かに過ごすことを楽しむ彼は、お気に入りの光景を見るために海の見える場所でキャンプをする。海に沈んでいく夕陽に思いを馳せていると、奇…

第54回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画 お題 「お気に入りの水平線」

情事を終えた直後、彼女が言う。 「ねえ、海に行こう。朝陽を見に行こうよ」 そして俺は、車を走らせる。側から見たら普通の恋人同士だが、内実、俺と彼女の関係は歪だ。しかし今は、不完全…

『海の鹿』 　大学生・吉野智久は大学の研究グループと共に海のフィールドワークに出るが、そこで鹿を見かける、それは危険な鹿だった……。 『ガラスの世界』 　辻久子は同じ住宅地に住…

ある女の、眼下には宙に輝くをそのまま写し出したような煌びやかな都会の夜景が広がっていた。 そこは、高層ビルの屋上。 虚しくも彼女の瞳には、そんな輝く星の光は無く、絶望の色によっ…

20XX年――。 地球温暖化やら何やらで海面が上昇した結果、千葉県は水没した。 “俺”は潜水艇に乗り、千葉県だった海を訪れる。 　　　　　 【第47回「2000文字以内でお題に挑…

海から沙漠を眺める話。 　　　　　 こちらの企画に寄せて書きました。 https://kakuyomu.jp/works/16817330654930361691 ・お題「ラクダ…

孤島での誕生日パレードに花としゃぼん玉を用意せよ。 王様から難問を命じられた家来が海で出会った可愛い人魚とともに 問題解決をする、超高速社会派恋愛ファンタジー（全部入り）。 2…

昔々のその昔、吉備国の南端には雄大な内海が広がっていた。 流れ着いた赤子はやがて青年となり大切なもののために戦う。 出会う相手は鬼か、それとも人か。 　　　　　 クロノヒョウさん…

第35回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画という面白そううな自主企画を発見したので参加させていただきました。 お題は「美しき沈黙」です。 締め切り間近で気づいたので滑り込みな…

「ここだ！朝までやってるコンカフェ、夜明けのマーメイド！」 様々なコンセプトカフェを渡り歩いている先輩と一緒に、仕事終わりにやってきた。 店につくと、店員が出迎えてくれた。 …

第23回「2000文字以内でお題に挑戦！」企画参加作品：テーマ「あの時と同じ風」 赤金色にさざ波を描く大地。青紫の空には消えそうに淡い下弦の月。橙の朝陽は静かな海に太陽までの絨…