「鬼の女」を含む小説

皇帝の突然の崩御によって、国宝である護（まも）り刀の力が失われてしまった、皇雅国（こうがのくに）。結界を失い、『あやかし』に村ごと喰われ天涯孤独の身となった沙夜（さよ）は、祖母の…

二千年もの間、平和の続いた王国に悪意をもたらす転生者たち。 そんな転生者たちに、家族を、恋人を、幸せを、平穏を奪われた者たちによる、復讐と報復の物語。 虐げられ、搾取される側にも…

後悔など無かった。 怨みや憎しみなどとは無縁だった。 未来を悲観し、自ら死を選んだわけでもなかった。 私は恵まれていたと、疑いなく言える。 才ある身に生まれ、両親は優しく…

　十歳の頃に家の庭で頭を打ち、前世の記憶を思い出した公爵令嬢テレジア。 　それと同時にここが前世でハマっていた乙女ゲームの世界で、自分がそのゲームの中に出てきた悪役令嬢であること…

世界中にダンジョンが出現した――。 そして、鬼娘の閉じ籠る空間の中にもダンジョンらしき穴がポッカリと……。 なんと迷惑な穴であろうか！ 現代に生きる鬼はダンジョン攻略に乗り…

時は平安、八幡神の加護を受けた盲目の少女武者源頼義と、彼女に付き従う鬼狩りの大男坂田金平の二人が繰り広げる「鬼狩り紅蓮隊シリーズ」第三弾！ 常陸国を襲う不死の鬼、その影に見える…

　世界一の大国ロードグランの国王アルデュラスは通称『黒龍を駆る戦鬼』。世界でも希少な竜種の中で最も強暴とされる金眼の黒龍を従え、ひとたび戦が起こるとその黒龍を駆り戦鬼と化す。彼の…

　この世には魑魅魍魎が住んでいた。私達陰陽師は魑魅魍魎の妖より人々を守り、この世の秩序を保っていた。だが強大な敵により秩序は乱れ、次第に妖の有利な世になっていき、人の住まう場所は…

「どうか、わたしをゆきくんのお嫁さんにしてください」 「こちらこそ、お願いします。俺と……結婚してください」 　――桃娘（とうじょう）。 　奴隷や精霊としての逸話を残すが、鬼社…

舞台は、”鬼”と呼ばれる異形の存在と人間が共存する小さな島国。 人間の血を糧とし、怪異と呼ばれる異能の力を扱う彼らが恐れるものは、自身の記憶の崩壊だった。 その恐怖から逃れる方…

時は16世紀、戦国時代。果てのない戦乱は人心の荒廃を招き、人心の乱れは人ならざる『邪なる者達』を生み出す呼び水となる。人に仇なす魔物を滅する使命を帯びた退魔の尼僧【妙玖尼】は、邪…

_______雪ノ花　メメ(ゆきのはな　めめ) は探偵である。 だがミステリー物語の主人公のように 特別に頭が良いわけでも ずば抜けた推理力があるわけでもない。 …

　女子高生の森山律（もりやまりつ）は下校中に殺人現場を目撃したことをきっかけに、事件に巻き込まれる。連続殺人犯の女に監禁される生活の中、二人の関係は徐々に変化していった。しかし、…

　斬られし者の魂を刃紋に浮かび上がらせ、凄絶に妖しく輝く魔性の刀、喘月。その刃紋に魅入られし者は、新たな美を求め人を斬る殺刃漢と化す。 　鎌倉相州の時代に生み出されし妖刀は、数多…

わたしは稀代の編集者である。作家の魂を食い尽くすと言われる。それでもこのわたしの魂を食い尽くそうとする輩がいる。

タイトルは『シコクのオニとクロアケのヒメ』と読みます。 仮面を付けた鬼将軍（男装女子）×お忍びで事件の謎を探る皇子（女装男子） 殺された父と兄の復讐を誓い、兄の名で将軍にまで…

“鬼喰”―――それは人の心に棲みし“鬼”を喰らうモノ。 今日も京ノ都で“鬼喰”は“鬼”を喰らう。 ※「小説家になろう」様でも投稿をしています。 ※ ストックが尽きたら更新停…

平安の世に乱の兆しあり。都から遠く離れた坂東の地で謎の部族「八束小脛」を扇動して不穏な動きを見せる地方国主平忠常。その裏に垣間見えるのは七十年前に滅ぼされたはずの「魔王」平将門の…

上司のパワハラに悩み、思い詰めた「私」は、小さな老人や巨大な赤子、空を駆ける白狐や龍といった、おかしなモノたちが見えるようになっていた。 冬の夜、公園の木の上で眠っていた鬼神が落…

　バブル経済で日本全体が浮かれていた時代に、どうにも理解に苦しむ楽曲が発表された。『マングローブは原生林』と名付けられたその曲は、当時のどうかしていた人々の心を掴みまさかの大ヒッ…