「音 掌編小説」を含む小説

　裏山の散歩中に見つけた「何でも飲み込む謎の穴」。町に住む青年・田中雄太は、底が見えないその穴に興味を抱きます。何の音も返さず、ただ闇が広がるその穴には、不気味な静けさが漂い、雄…

ショートストーリー小説(掌編小説) 恋とは何か？愛とはどんなものか？を ちょっと皮肉った物語で描いて見ました。 迷信は不合理で根拠のないもの、その迷信をテーマに揺れる心を表現でき…

命短し、愛せよ爆音ロック！

ツイッターに掲載している、ツイノベ（ツイッターノベル）、１４０字小説のまとめです。４行ほどで終わる短いお話を寄集めたものですので、どこから読んでも大丈夫です。ジャンルは、ファンタ…

知り合いから譲り受けた風景画を見たとき、そこに描かれているものとは無関係であるはずの、「カコン」という音が耳に入ってきた。その「カコン」という響きは、一体、どこから聞こえてくるの…

一話完結の掌編小説。 ✳【エブリスタ】でも同内容で公開中の小説になります。

とある生き物の存在、その恐怖

【10分あれば読み切れる幻想掌編小説】 #呟怖 を元に掌編を書きました 高い板塀に囲まれた狭い土地 周りは繁華街 なのに喧噪も届かない 静寂 傾いた墓碑が散乱する 長らく捨てら…

暖かい部屋の中で、男の子が姉さんに言いました。 「お姉ちゃん。これ、クリスマス・プレゼントだよ」

アリを潰すタカシ。チョウを助けるコウタ。虫を大量に捕まえるトモヤ。虫の音に苦しむナオト。 人と虫の掌編小説です。 残酷描写というほどのものではありませんが、一応残酷描写のセルフ…

目の前の重い木の扉を開ける。カランカラン…と扉の上部に掛かるドアベルが低い音を立てた。 扉を内側に入る前に一度、後ろへと振り返り、誰か知っている者に見られていないかと周囲を確認す…

そっとベッドを抜け出して行くカレ。 寝室の扉が静かに開き、すぐに閉まる。カチャリ…。 幾つか響いた一連の微かな音が止み、寝室には静寂が戻ってくる。

何ひとつ変わらないはずなのに、其の音は賑わいの中で聞く其れと 到底同じものに思えないのはどうしてだろうか…。

「悪くないね…」 ポーン、ポーンと鳴る音は、見た目の酷さから想像していた程には、調律が狂っていなかった。

男は扉の前に立っていた。 「どうぞ」と言う声に従い、ドアノブを捻り奥へと押す。扉はギギッと小さく音を立てて開いていった。一歩、二歩前へと足を進める。

ずっと思い出すコトもなかったけれど、 ふとアノの笑顔を思い出した…。

別れ際に思う５１音

　私の好きな作家さんがTwitterでやっていたので、私も真似してやってみる事にしました。 　毎回、原稿用紙４枚程度で書いていきます。 　さて、どこまで書けるかなぁ(^^; 　…

『モノのインターネット（IoT）』ならぬ『魔法のインターネット（IoW）』。 混ぜるな危険！？ ゆるりと楽しめる連作掌編小説。 技術も、魔法も、あるんだよ。 【主な登場人物…

だんまりを決め込む父、祖母との関係に疲れてしまった母、それを見つめる娘の私。老いた祖母をとりまく、いびつな空気に侵された、壊れゆく家族の物語。