「鉢植え」を含む小説

様々なジャンルの短編・掌編の詰め合わせです。タイトルを見てピンときたものを、ご自由にお楽しみください。ときどき、X(Twitter)にあげた140字小説もまざります。

衝動買いした鉢植えのレモン。 ベランダに置いていたら虫が寄ってくる。 やつらは敵か味方か考えた。

精神感応能力(テレパシー)を持つ男子高校生・秀明。彼は今日も古本屋シャハシュピールの代理店長として読書を楽しみながら穏やかな日々を過ごし、そして人々の複雑な心の内を覗き込む。 …

彼女がしちめんど草を鉢植えに植えている。 同僚から突然そんな告白を受けた俺は、彼から聞く彼女の様子におかしい点があることに気が付く

僕の名前はツカサ・シャリエ。 聖アラエル王国の王都パルナにあるアルナ魔法騎士学園に通う二年生だ。 ちなみに元日本の男子大学生。 アニメやゲームが大好きな陰キャのオタクだった。 友…

今よりほんの少しだけ未来のお話。ある島で生まれ育った移民の少女、エーファは島に研修に来た本土帰りの青年、八雲と些細な秘密を共有するようになる。タンポポの咲く島の、春の終わりと夏の…

彼女は彼女のために罪を犯し、その手を血で汚し、罪を共に背負う共犯となったのだ。 『共犯』、人間の罪にもかかわらず、最も愛する人と切っても切れないその関係はとても美しい。 心優し…

——これを授けましょう。あなたが改心すれば大根に育ちます。あなたが改心しなければマンドラゴラに成長し、あなたは死にます。 2年連続留年、親の電話をシカト、バイトバックれ常習犯の…

私は花屋。私はちょっと変わった花屋で、切り花の形ではなく鉢植えで売っている。そんな私の花屋に、変わったお客様がやって来る。 これはそのお客様との……一時のやり取り……。 （…

「隣のＡくんが鉢植えに埋まった」強気の妹からそう告げられたニートの兄は、毎朝妹の罵声にうんざりしていた。ある日、見たこともない花の怪物に妹が襲われそうになり――。

真夜中零時、細いベランダに置いた鉢植えに水を注ぐ。 〈伽藍胴〉の隣人。夜のベランダ限定の、ささやかな交流。

一人の男と鉢植えのパンジー、それからどこにでも現れる不思議な水溜まり。 3人が探す概念の旅。

緑が少なくなってしまった街で、主人公くんの鉢植えにやってきた小さな来訪者とのお話

通りから一本奥に入った場所に位置する喫茶店がある。 どこにでもある古臭い喫茶店だが、客入りは良い。 店先の小さな鉢植えには枯れかけた紫色の花が植えられていた。 実はこの鉢植え、た…

贈られた花。花束、鉢植え、そして花を象ったアクセサリー。忘れられない会話やエピソードを思い出させてくれる、四季折々の輝きを、短歌という一輪一輪に蘇らせ、花束を紡いでいく。

　サラリーマン生活も十二年が過ぎた。 　俺も立派なオッサンの仲間入りだ。 　しかし、俺のサラリーマン生活は唐突に終わりを告げた。 　出勤途中に突然上から鉢植えが落ちてきて、…

　一応ストーリーは決まっていますが、基本ノリと勢いで書いています。ご容赦下さい。楠本恵二様　自主企画参加作品

鉢植えの花は、いつも水を注いでくれる少年に感謝し、いつか、その恩に報おうと考えていた。その機会はやって来たのだが‥。

私の家の花壇には種を蒔いていなくても花が咲く不思議な力があるんです。 もし、その土を使って花を育てたいとおっしゃるなら少しだけお譲りいたします。 ただし、いくつか条件を出させて…

　僕と君は愛を探すことになった。