「賽銭」を含む小説

　「大好きなあなたとずっと一緒にいられますように」 　これを伝えるべき相手は、神様なんかじゃなくて、隣にいる貴女だった。それだけのお話。

ハイキングに来て道に迷った男女が辿り着いた「銀浪洞神社」。そこは、人に捨てられ忘れられた神域だった。

ハートの数が1300を超えて滂沱の涙を流しております！ 皆さま本当にありがとうございます！！ スロースタートで最初は当たり障りのないお話が続きますが、8話目で事件が発生し、9話…

　ある日、万堂正宗（よろずどう　まさむね）は婚約者がいじめっ子に抱かれている場面を目撃してしまう。 　あまりのショックで学校を飛び出した正宗は、いつの間にか朽ち果てる寸前の神…

親から煙たがられて生きてきた主人公、神和住望緒は、何を思ったのか、廃神社へ行くことにした。そこで朽ち果てた賽銭箱に五円玉を入れると、灯篭に火が灯り、彼女を包み込んだ。 目を開け…

伏見狐奈《ふしみこな》は十狐神社にお礼参りに来ていた。賽銭箱の前で財布の中を覗き込んで、諦めて10円を賽銭箱の中に入れる。10円の賽銭から始まる物語 十狐神社は以下のご利益があ…

ロードワーク中に、神社の賽銭箱からお賽銭を盗もうとしているメスガキに出会った男の話。

佐藤健一は、常に5円のお賽銭を捧げるケチな性格の持ち主。仕事や人間関係で悩みを抱える彼は、日々のストレスを神頼みに託していた。ある日、帰宅途中に交通事故に遭い命を落とした健一は、…

寂れている神社に一人の少女が訪れると、お賽銭として1円玉を投げ入れる。 そんな彼女の前に現れるのは、狐耳と尻尾を持つ美少女な神様。 しかしその態度は高飛車で、1円のお賽銭に大激怒…

高校卒業までを寺で過ごした寺娘が、生家で聞いた話を語るだけのエッセイ集です。

うまくゆかぬ日常に辟易としていた河村哲人。 そんな彼が初めて通る場所に、ポツリと小さな神社があった。 彼は賽銭箱の前に腰を下ろし、タバコを吹かしながら心の中であることを願う。 …

　「天下を獲りに行く」 日本一の漫画家を目指していた獅子王和茶（ししおうかずさ)は、家族と山登りに行っていた道中に滑落事故に遭い、命を落とす。 夢半ばにして黄泉の国へ…

町中華屋を営む主人公は、いつも岡持を片手に出前に奔走しているが、実は街を悪党から守る戦士でもある。依頼人は路地裏の賽銭箱に依頼書と千円を投げ入れ、その賽銭箱が反応した時、彼女の戦…

「賽銭泥棒。ここは神聖な場所だよ」 　賽銭箱を覗いていた顔をあげると、目に映り込んできたのは車椅子に座った少女だった―― 　時代は妖怪と異能を持つ人間との現し世。大なり小なり…

「原田。本郷君から渡された妨害装置は、どこに置いた？」と、伝子は原田に尋ねた。 「本堂の中です。その映像は、妨害装置により、映像にスクランブルをかけてあります。それと、敵のカメラ…

「沢山の人を笑顔にしたい」コメディアンになる夢を抱いて上京した、一人の青年の話。 東京の人口の45％は地方から上京した人だそうです。 結構多い？思ったより少ない？ 私は思った…

2030年1月1日、元旦。葛飾北斎（カツシカホクサイ）20歳無職は近所の神社で賽銭箱に金やカードが色々入った財布をそのままぶん投げて「彼女が欲しい」と、バカみたいな初詣をかます。…

家族と共に夏休みに観光を目的として東京に来た弓馬 瑠華(きゅうば るか)は、昼間に回ることができなかった浅草寺に深夜向かった。そこには、人は誰一人おらず、心なしか廃れたように見え…

KAC2024 ～カクヨム・アニバーサリー・チャンピオンシップ 2024～ 第3回お題 『箱』 への投稿作品です。

【KAC2024第3回お題参加作品】 幼なじみの結と維。結は仲の良さをからかわれてから、維と距離を置いていた。 中学校を卒業する朝、結は維と思い出のある神社に参拝しに行く。