風吹き鈴鳴る恐ろしき寺

忠実 零

プロローグ(あらすじ)

プロローグ

家族と共に夏休みに観光を目的として東京に来た弓馬 瑠華きゅうば るかは、昼間に回ることができなかった浅草寺に深夜向かった。そこには、人は誰一人おらず、心なしか廃れたように見える浅草寺があった。瑠華は、恐る恐る境内に入り、賽銭箱の前に立った。そして、賽銭箱の鈴をじゃらじゃらと鳴らすと、風が吹き始めた。自分を囲むように吹いたその風は、夏なのにも関わらず、物凄く冷たい風だった。すると何処か遠くから、しゃんしゃんと鈴の鳴る音が聞こえた。瑠華が辺りを見回すと、そこには…。

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