「論文？」を含む小説

カードゲーム『グローリア』を愛する〈グローリアスト〉であり、大学で西洋哲学を教えている藍染兎花は、カードパックを開封する生放送をしている。そのことを知るひとは、周囲にはいない。 …

木鈴大学准教授の専攻は、物質作用学だ。だがこれは物理学でも何でもなく、頭のおかしい超人達が何か起こりそうなことを片っ端からやり上げて放置するだけなのであった。しかしここまでは常識…

　数百年前、とある学者がストレスに関する論文を発表した。 　それによると人間の体には元々異能が眠っており、過度なストレスを与えられたことによる防衛本能で異能が目覚めるのだという。…

【あらゆる知識の倉庫】 　ここでは数々のエビデンスベーズドな知識を提供します。 　イギリスの哲学者フランシス・ベーコンは「知識は力なり」と残しています。 　知識があれば、色々な…

人目を引く為の大袈裟なタイトル＆キャッチコピー、参考文献不明のエッセイ、天照＝卑弥呼説、騎馬民族説、九州王朝説、王朝交代説etc……書籍でもネットでもカクヨムでもトンデモ情報溢れ…

異世界恋愛などのテンプレ作品が好きな大学2年生、20歳の亜里愛(アリア)。 ある日、アリアは聖女として異世界に召喚された。しかし、なぜか周囲は「聖女様(仮)」と呼ぶ。 これが…

学校としての高等学校に通い出してから私の意識はかわりだす。恋愛、異性としての意識の変化、でもその意識に割り込む存在としての　「彼」は常識とした連帯意識からは遠い存在でした。日常研…

これは、逆境の中を生きる女の子と、ある犬の物語。 いじめで絶望の底にいたわたしを、少しずつ救ってくれた「りん」。 けれどその愛情に応えるには、わたしたちの時間はあまりに短くて―…

北方12度線より上を我々は通称北部と呼ぶ。妙な文化に妙な生き物。生きる人々も妙に、妙だ。 ある日拾った日記と呼ぶには分厚すぎる、さながら論文の様に長文が書き綴られた書物を拾って。…

なーろっぱに多くみられるちょっと奇妙な植物たちや、時代錯誤が生じてしまっている作物たち。 そんな植物たちについて考察していく、至って真面目で勝手な作品です。

著名な冒険譚の世界に存在するステレオタイプな勇者たち。 それはかつての存在である。 職業勇者制度が確立され、１００年が経った。 それを記念して、節目として改めて職業勇者について個…

その眼鏡のレンズは異次元とつながっている。けっしてのぞいてはならない。ほら、レンズの向こうからこちらをうかがうものが――。ラブクラフト・パスティーシュで描かれる、狂気のコズミック…

・メアリーの部屋（Wikipedia（2024.3.21現在） より） 　フランク・ジャクソンが1982年に提示した思考実験。 　性質二元論または中立一元論の立場から物理主義に…

三百年前、栄華を極めた王国は一夜にして砂に埋もれた。 滅亡した王国、千夜国の跡地出身の清那は、故郷の歴史を学ぶため大学に入学するも、先行して研究している者は誰もおらず落胆してい…

凍結魔法が食肉を保存する技術とされていなかった時代に書かれた論文。 （異常論文です！　この技術はこの世界では確立されていません）

「魔法絵画」の中でも、銀色の龍・ケセファリスを描いた作品は歴史的に、主題、寓意の観点から図像解釈が多数試みられてきた。イタリア人魔法画家ピエトロ・アレッツィ（Pietro Mar…

　私が若いころに読んだ本には、シナリオ書きの実践的な方法として「テーマからあらすじへ、大箱から小箱へ」という方法が書いてあった。私にとっては、その方法は「小論文の書きかた」のよう…

新聞購読者が減少しているようです。 私の身の周りの若者たちは、独身の時はもとより、家庭を持っても新聞を定期購読しません。 新聞の危機ではないでしょうか。 一方、大手全国紙なのに、…

主人公の「与津　良一（よづ　りょういち）」は、就活中の大学生。与津は就職試験の前夜、不思議な夢を見る。その夢とは「どんな願いも叶えてくれる」神さまと話す夢だった。安泰でスローな日…