「肉食 短編」を含む小説

人狼のエリシャ・ラースと白熊のミモザは、なんやかんやで一緒に暮らしている。 時に喧嘩し、時にチョコを食べながら、彼と彼の日常は続いていく。

愛情を理由として食人が行われることは珍しくない。 しかし、それは論理的な思考に基づくものではないというのが「僕」の意見だった。

研究員の村上朋子は、ヒグマたちの異変に気づいていた。 彼らは人間の仕掛けた罠を学習し、その知性は驚くべき速度で発達していた。 肉食により目覚めた新たな知性。 しかし、彼らは人類…

新入社員の宇佐美は、月1出社日の仕事中に上司の大神主任の足を誤って踏んでしまう。主任は全治7日の診断を受けるが、テレワークで仕事を続けると宣言し、宇佐美に「治療の責任を取れ」と言…

贄として囚われていた少女・累は、日照りが続いたある日、郷が祀る神さまに捧げられる。けれど、累のまえに現れた《蛇神さま》の廻は、彼女を所望してはないようで――？　そして、そんな廻に…

大学生の宏司は肉が大好きだった。 鶏肉、豚肉、牛肉、羊肉、馬肉、猪肉、鹿肉、鰐肉、鯨肉、駱駝肉。 ありとあらゆる肉を食べてきた。 そんな宏司の脳裏にふと過る考え。 人間の肉って美…

クリスマスイブ？バイトだよ！

【長編出張読み切り短編博覧会Vol.1参加作品】https://kakuyomu.jp/user_events/1177354054921619726 　食人鬼の国・ザデュイラル…

年に一度の訳あり婚活パーティーが、ここ日本で開催された！ 参加する面々はそれぞれ訳ありのモンスターばかり、吸血鬼、侍、羊、魔女とスライム。 そんな婚活パーティーで、前世の記憶（に…

『異世界探偵社クワツ』の社長兼探偵、オリトは、全世界一のポンコツおじさん。 　電子レンジも使えないオリトと、オリトを世話する天才のヤン少年と、かわいい犬のフヨル――そんな凸凹ト…

隕石の衝突によって大規模な損害を受けた地球。 吹き上げられた全ては成層圏から太陽の光を遮り、舞い落ちる雪と塵はレーダーの類を無用の長物へと変えてしまった。 予期せぬ災厄から生き残…

　ときは平安時代。登場人物は源氏物語のモデルにもなったかの藤原道長、ではなくてその六男坊の権大納言藤原長家と、長家の息子で殿上人になってまだ日が浅い主人公である藤原忠家の親子二人…

創作三国志。三国志演義に、劉安という人物が劉備に自分の妻の肉を饗応としてふるまった話が出てきます。その妻の視点から書いた怪談のような掌編です。

〈大樹界〉に住むタキャク族。 　彼らは性的二形であった。 　メスはティラノサウルスのようにデカく凶暴、肉食獣であるのに対し、オスたちは随分と小さく非力で弱々しかった。 　メスに…

「君って“美味しそう“だよね」 　それがサイトウさんが僕に言った最初の言葉だ。 　『逆境』がお題の小説。オオカミみたいに野生的な女性、サイトウさんに山に誘われたら遭難して…

「第２回Ｇ’ｓこえけん音声化短編コンテスト」ASMR部門応募作品。 暑い夏の日。大学２年生の主人公は初めて参加したサークルの飲み会で、以前より気になっていた先輩と同席することにな…

フリーライターの私は、取材のためにヴィーガン団体の会長の自宅を訪れる。 私のインタビューに、彼は「人間に人権があるように、動物にも権利がある」と主張する。 また、彼は私が肉を食べ…

父親の突然再婚で大学生の義妹ができた！ 義妹はフラれてばかり俺に舞い降りた天使って……えっ！？　義妹の正体は男を翻弄する肉食系小悪魔だって！？ 連続失恋の義兄✕連戦連勝の義妹によ…

今年の春で十四歳の少年ノボルの誕生日プレゼントは、一匹の常陸牛である。 両親からの誕生日祝いで、ノボルはその黒毛和牛に、牛子と名付ける。焼き肉店に食材の牛子を渡し調理し食べるため…

心から愛したものしか口にできない女の子と、そんな女の子の世話を焼く男の話です。