「短編完結」を含む小説

君に心を奪われた。 だから君の心を奪いたい。 ——そう思うのは、|我儘《わがまま》ですか。

スマホカメラの暗所性能を活かしたおふざけアプリ、それが“枯れ尾花ジェネレータ”だった。 だけど最近、レビュー欄に妙なコメントが増えてきていて…… 冗談のつもりだった。それだけのは…

　オンライン上で家電専門の御用聞きサービスを開始してから早５年。珍しい機器からも依頼が来ることもあったが、人工衛星からメールがきたのはこれが初めてだった。 　軍事衛星でも通信衛星…

凄惨な過去から男が化け物に見えるようになってしまった少女は、その原因となる父を打倒することで元の世界に帰還しようとしていた。 まるで勇者のような彼女と、彼女の目にはゴブリンとして…

うみべひろた様企画の「水平線 純文学＆文芸フェス」参加作品です。 感情が入り込んでしまう私。 感情の出ない貴方。 そんな二人の話。

俺が通っていたヤンキー高校には、色々な武勇伝を持つ先輩がいた。 中でもいちばんヤバいのは、ジョーさんだ。 あの人は“幽霊を殺した事がある”らしい。

【8万PV突破感謝！】ランダム更新！各話読み切り短編集。単独でも読めます。グリフォン・猫型精霊獣4コマ漫画、近況ノートに38本あります！間違い探しも！ 「快適生活の追求者～強制単…

カクヨムコン１０中間選考通過作品 ※琴座の姫以下の部分（短編部門） 分割して出していたものを統合しました。 常識外れな理系女達の ハチャメチャ日常ギャグコメディ♪ ・・・・・・…

学校一の美少女は男子を毛嫌いする。 話しかけるのも難しい。 だから俺は念を送り続けた。 そしたらなぜか俺にデレてくれた。

モンスターと共に旅をするゲーム『メシア・フロンティア』の雑魚キャラ、キャロットは「あああああああ」という名前をつけられる。 そう。プレイヤーが流れ作業でボタンを連打した結果の悲…

高校三年生の田中翔太は、ずっと同級生の幼馴染に恋をしていた。しかし、何年も気持ちを伝えることができず気づけば高校三年生に。卒業したらもう会えないかもしれない。結局、告白できずに……

月光の差し込む夜、窓辺に現れる彼女。その姿はレモンの香りとともに主人公の心を揺らす。だが、光が遮られた夜、彼女は消えてしまう。探し続けた先で待つのは再会か、別れか——切なくも幻想…

ひみつを打ち明けるたび、家に小さな灯火がともる村。 誰もが心に“闇”と“ひみつ”を抱えて生きている。 灯火の巫女にひみつを語れば、家は守られる―― けれど、ひみつが尽きれば、また…

　壊れた傘を拾った。さっきの夕立で壊れたのだろう、傘の骨が一本折れている。 「どうだい？　そこのゴミ捨て場までデートしないか？」 　傘にそそのかされた僕は、仕方なくその傘を持っ…

　心霊スポットにありがちな、ヤンキーの落書き。 　中でも異彩を放っていた“それ”は、真っ赤な塗料が血の滴りの様に液ダレしていた。

高城雄一。 一見、どこにでもいる中年サラリーマン。 だがその運転席では、煽り・威圧・罵倒── すべてが自分の“当然の権利”だと信じていた。 ある日、一台のバイクをしつこく追い回…

片田舎の宿の使用人・アスター（15歳）と、眼帯をつけた宿泊客・ローリエ（43歳）の小噺。 客室を訪ねたアスターは、起き抜けのローリエにとあるお願い事をする。 ----------…

酒の席で知り合った男に誘われ、俺たちは夜道を歩いた。 男が案内したのは、道端の事故現場。 花束やお菓子などが供えられている。 しかし、ここでは“誰も死んでいない”らしい。

赤い白樺が現れてから消えるまでの顛末。