1分ではもったいない。
とっても優しい物語。
たぬきのたぬたぬくんが人間の子どもたちと心を通わせていく過程を、短い文章ながらとても丁寧に描いていらっしゃいます。
最初は不安や恥ずかしさから一歩をふみ出せなかったたぬたぬくんですが、子どもたちのさりげないやさしさにふれ、勇気を出して仲間に加わります。勇気を出せる、その雰囲気を子どもたちが作っているのがなんとも優しい。
相手を思いやる気持ちや、見た目や違いにとらわれずに受け入れることの大切さが伝わってくる物語です。
子どもたちの行動が大人たちにも認められ、やさしさが自然と広がっていく様子は、とても温かいです。
大人も、このような視点を見習うべきです。