「民俗ホラー」を含む小説

　私が是れを知った所以は、とある神——ここではその名を口にする事が憚られるため、以降は『あの神』と呼称しますが——これについてフィールドワークで島根県と広島県の県境、つまるところ…

不定期に連載します。見切り発車です。 ———————————— 山田が通う、福北大学の一角には、願掛けすると恋が叶うとされる「恋結び地蔵」があるという。 白准教授は自分の民俗…

近況ノート使った表紙画↓ https://kakuyomu.jp/users/HiranakaNagon/news/16817330664377899443 　もとはとある「夏…

学芸員の日比野は、友人から古い伝承の調査を依頼される。その日の夕刻、日比野は結果を携えて友人の家を尋ねた。足を踏み入れると、中は異様な闇に包まれている。友人の姿は見えない。ただ、…

微妙に何かがおかしなことって、ないですか？ ……たまに、あるんです。 思い出したことなどを、時系列順不同で書き留めていくことにしましたが、なんともまあ、とりとめもなく……。 …

※本小説は『ツキモン』に関する取材資料をまとめた資料群です。 ※本小説ではプライバシー保護の観点から一部情報をぼかして掲載しています。 ※ツキモンに関わらないでください。

自己肯定感低めの主人公が、イケメン金髪でオカルト愛好家でやや横暴な先輩と心霊調査をする内に図太くなっていく話。心霊/オカルト/民俗学を中心に、要素ごった煮のホラーミステリーin工…

首を吊って死んでしまった祖父の親戚に挨拶するため、”私”は山奥の僻村・菅爺木(かんやぎ)村へ向かう。その村には、壊せば死ぬと恐れられる祠があり....

夏目或人はスピリチュアルと自然派に傾倒した両親に連れられ、東北某所に存在する塞村（ふさぎむら）へ移住した。 移住初日、ガソリンスタンドで出会った少女は、村人が足しげく通うという祠…

浅海蒼輔の大学の後輩・犬神真偽は、最悪のトラブルメーカーである。彼女が浅海を連れてフィールドワークに向かう先は、ことごとく曰く付きの屋敷だの宿だの因習村だの……とにかくろくな場所…

　数え七歳の娘、政理貴子は七五三参りの為、地域で一番古く由緒正しい霊峰の神社に連れてこられていた。 　そこでも貴子の母親、梛子に強く当たられ言い付けられ板挟みになりパニックを起こ…

半不死となった警察官佐伯を取り巻くあなたの町の明るい因習。単純娯楽猟奇小説だから楽しいよ！ A県某地域の風習、祭事を誇張湾曲、拡大解釈した現代SFメルヘンホラー。 登場人物…

注意:本作品を読んでいる際、唐突な空腹感を感じた場合はすぐに閲読をおやめ下さい。

〝天蓋縫製〟により世界が平定されてから、約千年が過ぎた頃。 　故郷を離れて旅をする少女・アッシュは、無数の脚を持つ獣の怪異に襲われたところを、非番の死神を名乗る奇怪な青年・白楊《…

大学生の伊崎は、大学教授・橋爪怜にフィールドワークへと連れ出される。その調査には、「よつすば様」と呼ばれる怪異が絡んでいた。

登場人物 志佐文代（しさふみよ）：大学生、S大学で民俗学を学ぶ。 布津斎文（ふつときふみ）：若手民俗学者、S大学教員。秘密の副業として祓い屋をしている。 彼らの前作でのお話は …

白髪の美少女・稲置沙穂(いなぎさほ)と、褐色の美青年・バメイが宝石一つで人智の及ばぬ事件を解決！ SNSや掲示板でまことしやかに囁かれている怪異専門の探偵事務所がある。その名も稲…

　薄闇から「ぬらり」と顔貌を出でたその『翁』は語り始める。 まるで芥川の『羅生門』、その冒頭の如く。それはあえての模倣なのであろうか？ 『百物語』の短縮版、否、その“凝縮版”とし…

コミュ障&天然で食い意地が張っているが見目麗しい姉ミツキと、現実的で貧乏性だが姉思いな弟ヒナタ。一見平凡な高校生活を送るこの双子は、実はある秘密を抱えていた。そしてある日「あなた…

千年前から伝わる『おわたい』という民間信仰を見学するべく、三宅爽果《そうか》に案内されて、 白 匡介《つくも きょうすけ》（シロ先生）と、その助手である山田羊《やまだ よう》は、…