「文芸百合部門 親友」を含む小説

アルビノの少女、前田雪は虐められていた。 彼女の親友、遥がその場面を見た時、親友は心の底から怒った。 そして、遥は偶々目についた白いペンキを手に取るのだった。

大学生の凛は、親友のみのりに恋をしている。 自分のことを親友として慕ってくれる彼女に、この想いを告げるわけにはいかない——。 切ない百合短編です。 ※青春アンソロ3「青の墜落」…

幼い頃から私の唯一の親友の櫻子。あなたに彼氏ができても、私の元に帰ってきてくれるよね。私があなたの1番でいたいだけなの。

私は幼い頃に、親友を失った。 そして高校生になった私は、愛する人までをも失ったー。

「ねえ、【ざくろさま】って知ってる？」 高校二年生の花村ヒナセは、暑さから逃れて立ち寄った喫茶店で二人組の女性客の噂話に聞き入ってしまう。 【ざくろさま】にメールを送ると、依頼…

睡眠時精神没入過剰症という疾患がある。患者は睡眠時に自己の精神世界に過剰に没入してしまい、そこで深い怪我を負えば臓器を痛めたり、昏睡状態に陥って現実に戻れなくなったりするのだ。 …

「どっちかに恋人が出来ても、恋人を交えて三人で遊ぼうね。お姉ちゃんと私、両方同時に恋人が出来て、四人でダブルデート出来たら理想だなあ」 　昔からそう言っていた妹は、実際に恋人が出…

あいつが死んでも、あたしは相変わらず自分勝手だった。 余命わずかな親友フユカと閉店直前のファミレスをめぐる、一人残されたナツキの独白。

感想いただけたら嬉しいです☺️ この作品だけでも読めますが【最愛の親友に親愛の抱擁を】の琴音のその後です。 前作主人公の琴音を愛した、もう一人の女性のお話。 【あらすじ】 百貨…

失恋した後日に差出人不明のラブレターを貰った少女と、その少女の親友の物語。

　身体の機械化が進んだ時代。今や、胴も腕も足も内臓も身体のほとんどは機械で賄えるようになっていた。しかし、脳だけは完全機械化とはならなかった。多くの病気を克服した人類であったが、…

かつて私の自殺未遂を悲しんでくれた唯一の親友が、無惨に殺された。 警察ではない、と名乗る警察関係者とともに被疑者を追う。 私はたぶん、被疑者を殺す。

ある日親友から再来週に引っ越すと伝えられた。海を隔てた先に向かうとのことで、もう気軽に遊ぶことはできなくなる。パニックに陥った私は二人で駆け落ちすることにした。

人に言えない恋心を抱く千歌。 苦しい想いの相手は親友の菜保子だった。 大好きな菜保子が仲良しの同級生の大地のことを好きだって知っている千歌は、ある日とんでもない嘘をつく。 その…

優奈は『白石女子学園 中学・高等学校』に通う普通の高校生。同級生の夏美とは親友であり、密かに想いを寄せる相手でもある。 とある夏の日、いつものように夏美と一緒に下校していると、一…

　ゲノミック・タトゥー――遺伝子整形が広く行われるようになった近未来の日本。 　右沢有美と親友のちぃちゃんは、揺れ動く日常のなかで、フツウであることの痛みを考える。

＊ストーリーの結末まで書いています。ネタバレを避けたい方は読まないでください＊ 大学一年生の志乃は、高校時代、同じ女子校に通っていた朝香に合コンに誘われる。志乃と朝香は親友同然…

セツナは十七歳に死ぬの八月二十三日に寿命が尽きて死ぬ。 AIによる寿命測定システムにより、残りの人生が分かるようになった日本。平均寿命が９０歳を超えて１８歳未満で死ぬ子供がごく…

　中学二年の秋、麻由子と瀬里奈は憧れの先輩たちが空き教室でキスをしているところを目撃する。瀬里奈はショックを受け、泣き出してしまい、麻由子もその映像が頭から離れず夜も眠れなくなる…

　あこがれの先輩にもてあそばれているだけだと気づいた瑠音（るね）。 　人気作家の母親にはこき使われ、そのつらさを親友の成美に相談しても冷たいことばしか返って来ない。 　だから、瑠…