「救いがない？ 短編」を含む小説

　山奥にあるうちの学校には有名な双子姉妹がいた。 　姉・千夏は大人しく清楚で、妹は活発で誰にでも優しい。妹・夏美の方が面では人気があり、姉を密かに慕う男子は多かった。 　そんな中…

『モノ』には、いつしか『生命』が宿る。 そして、それを神格化した『モノ」を『付喪神』と云う。 少年は「其処」にいる。 「物」を抱えた「己」を「知」ってもらうために。 …

世界を巻き込む戦争により、本国の戦線は各地で崩壊寸前にあった。 そして最前線での戦いの他に、本国の海を守る子どもがいた。 通称「海の子」――得体の知れない「彼ら」をおびき寄せ、…

　僕の名前はテン＿久繰廻はペンネーム。これは僕の実体験、あるいは実験。だけど、あまりにもフィクションしてる。この物語に教訓はないかもしれない。僕から、これが教訓だって胸を張って言…

本との出逢いは一期一会である―― 曰くつきの本〈忌書〉のみを取り扱う古書店〈ゑにし堂〉は、本に求められた人のみ辿り着ける不思議な店だ。 店で働く“僕”は浮世離れした美人店主のゆ…

「ようこそ、このおぞましき世界へ」 正体不明の深淵の魔法少女“アビス”がわらうとき、世界は音を立てて崩れていく。 「欲望を抱くな」 “彼女がくる” “彼女がきたら……

　視鬼《しき／みるおに》 ～未来と過去をかいま見る者の手蔓《みらいとかこをかいまみるもののてづる》～ 　身の丈に合わぬ奇跡には相応の代償が生じる。 　霊験であれ、科学であれ…

流されて生きてきました。 大人になって、真面目に生きていれば、自動的に幸せになれるものだと思っていました。 救いなんてないのでしょうか。

　他人と異なる姿を持って生まれた主人公、異形。その姿のみをもってして、ある者は恐れ、ある者は期待する。異形は、権力や貧しさがもたらす他人の思惑に振り回されながら、抗えぬ破滅への道…

第一部　本屋の愚痴 気持ち悪いですがこれが毎日でした。 廃業に追い込まれて当たり前だと思います。

転生したらホラーゲームの世界だった俺に救いの手を差し伸べてくれる 　プレイヤーを募集しています。大丈夫大丈夫、簡単だって！だからちょっとばかし転生したらホラーゲームの世界のクマ…

「カクヨムWeb小説短編賞2022」 　中間選考通過作品（23年3月） 　三国志演義のネタキャラ：劉禅への転生。 　『救いようのない阿斗』と後世で蔑まれるけど、知識無双で歴史改…

教科書にも載る150年前のある出来事のため、21世紀の今も私たちはその恥辱に耐え続けている。悲しむべきことに救いはないが、笑いだけは残った。これは北陸の古都金沢をめぐってのそんな…

　冴えない警備員キュラルゴ・ラルグは、変身して、悪と戦っている。彼の敵は怪人類という謎の存在で、キュラルゴは彼らに『食虫植物』と呼ばれている。何故なら、彼は喪失したエネルギーを補…

　『僕』は昔から最底辺を歩いていた。政府の高官だった父親が妹に暴行しようとし、見かねた母が父を包丁で刺して、家に火を放った。『僕』は妹を連れて逃げ、身分を隠して二人だけで暮らし始…

一人の少女が鬼に成るまでの道のりを淡々と第三者視点で書いた物語

私は、どうしたいんだろう―― 高校最後の夏、茜音は五年前の恋人と再会を果たす。終わってしまった初恋と向き合う、痛々しいほど救いのない恋愛譚。

唐突に始まった戦争で、密かに好意を寄せていたクラスメイトが敵になった話です。 物語を描くリハビリとして、練習として、その日にあった印象的なことなどから発展させ、3000字くらい…

　一人一人が血反吐を吐きながら日々を過ごす現代社会。 　その影で騙され、搾取され、絶望に暮れながらも歯を食いしばって生きる人々。 　そんな人々を食い物に、悪魔は今日も、どこかで…

これから夢を追う人達と、夢を諦めた僕らに向けたメッセージ。