【CraP】メッセージボトル

K屋さん。

「まだそんなことやってるの？子供みたい。」

「将来したいことを出来る大学に行きなさい。」

「今のうちから貯金を投資に回さないと、老後生活出来ないよ？」

僕らは大人になる途中で遠くを見ることを求められる。それは山より高く、海よりも広い。そんなことだから、目の前の小石に気付かず、躓く。

「なんのこれしき」と踏ん張る人もいれば、

「こんな痛い目に遭うくらいなら…」と諦める人もいる。

僕は後者だった。

目標を下げ、夢を諦め、そんな状況を受け入れた。大人になって思う。あの頃、踏ん張ってた奴、今どうなっているかな…と。

自業自得と言えば簡単に蹴り飛ばせる空っぽな割れビンだけど、誰かに届くことを信じて書いてみた。

メッセージボトル

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい