「幻想 箱」を含む小説

文のリハビリがてらに 僕が見た夢の記録 夏目漱石にリスペクトを込めて 寝る前のお供にどうぞ ※本作は「小説家になろう」にも投稿しております

澄花と初めて出会って以来、あの湖に蛍達は現れない。 瑞希は澄花に連れられ、毎年のようにあの湖に足を運んでいる。今年こそはいるんじゃないか。そんな淡い期待を抱き、二人は子供が入るこ…

悲しみに気持ちが沈むとき、その少女は現れる。 無垢な瞳で問いかけるのは悲しみを取り除く選択と対価。 人は対価とともに心を縛る悲しみからの解放を得る。 少女は今日も悲しみに涙する人…

　高校生二年生の堀川梨沙は、学校生活に退屈していた。そんなある日のこと。梨沙の下駄箱に一通の手紙が入っていた。紙には差出人名もなく「屋上に来い」という内容だけが書かれている。梨…

閉ざされたカラオケボックスの中で、美しく歌う女性と、彼女の姿を狂おしいまでに描き続ける悪魔。彼女の歌声が彼の手を動かし、現実と幻想の境が崩れていく。二人が奏でる不協和音な芸術が、…

梗概(あらすじ)　※ネタバレ注意 掛橋創人は、伯父の小華田から引き継いだ探偵事務所を営んでいる。 探偵事務所では、未来が視える女子大生・山園と、飄々とした従業員・我孫子の二人が働…

ナ界について私たちが知っていることは、とても乏しい。 それはあまりにも僅かな間に消え去ってしまったから。 ここに掲載したものは、すべてナ界からの声である。 小さな標本箱のなかに発…

コロナ禍により多くの人が家に篭っていた頃、彫刻作家の順騎の部屋には毎夜決まった時間に決まった音色が流れ込んで来た。それを待つようにしながら暮らすなか、順騎は作品を入れるための箱が…

公式自主企画「怖そうで怖くない少し怖いカクヨム百物語」 の応募作品として書き下ろしたモキュメンタリーです。 以前から書きたかった、不思議ミステリー系のホラー（マイルド仕様） 子…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

箱の中身はなんですか？ 何にも代えがたい大切なもの？ いつかのために保管しておきたいもの？ 誰の目にも触れてほしくないもの？ 切り離して閉じ込めて忘れてしまいたいもの？ それとも…

初めまして、天川裕司です。 ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。 また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。…

わたしは「カクヨムはライトノベルを投稿するところ」だって勘違いしていたのですが、みなさんの作品を拝見するなかで、けっこうどっぷり文芸に浸かってる方もいらっしゃるんだなあ、なんて思…

短い怪奇譚を小箱に詰めます。 一話完結です。どこからでも読めますので、どうぞ気軽に覗いて下さい。 ※軽い残酷描写、近親愛、同性愛的表現を含む作品も投稿します。

ある正月の暮れ方のことである。 ひとりの若者が、道ばたで人混みを見つめていた。 見つめていたからには、そこにはそれなりの人通りがあるはずである。 ところが、若者は独りであった。 …

　季節が冬から春へ移る日に、僕の部屋に毎年届く箱の中には、春の季節の花びらと暖かい風。 　この地でも始まる、儚く白い幻想の時。 　今年は特別に入っていたものがありました。

わたしは、箱。――― 六枚の平面の肌と、その中身でできた箱。 KAC2024 第3回、お題「箱」参加作品です。

前回の『住宅の内見』に続く、『箱』をお題にした、一席。前回は、ミステリーで、ホラーで、ファンタジー、だったので、今回は、逆に、ファンタジーで、ホラーで、ミステリーな噺にしてみまし…

ジムで1日で筋肉をバキバキにする「最強のプロテイン」が1箱1000万円で販売され、人々は自宅を売り払ったり借金を抱えたりして手に入れたいと熱狂しました。しかし、その魅力的な約束は…

深夜に文脈とか何も考えず脳裏に浮かんだ言葉をそのまま打ち付けただけの品。 意味は全然分からなくても良いんだ、意味はないけどただ残しておきたいだけで。 (※この作品は不定期です)