「妖鬼」を含む小説

「あの獣との出会いが、私の始まりだったのだ」 　激動と言われたある時代。 　大陸史に様々な物語を刻み込んだ、綺羅星の如き英雄たち。 　彼ら彼女らは、口を揃えてそう語った。 …

全てを焼き尽くし、全てを奪う妖（あやかし）。 その妖を狩り、人間の住む世界を守るために立ち上がる者たち。 恋音（れおん）もその一人。 人とは違う容姿とオッドアイをもつ恋音（れ…

初代王の時代から、鬼と四大精霊の力を継ぐ者たちが重臣として王を支える麗真国。 古よりあちこちに蔓延る陰の生き物―「妖」―から国を、また人々を守っている彼らは、時に崇められ、時に恐…

魔物や怪物、妖精や精霊。 日本語だと妖怪や妖、鬼や神。 現在では架空の存在。 でもかつては実在したかもしれない、と考えています。 幽霊や宇宙人が『いる』なら彼らだって いる！と。…

雪山にモフモフ王が消えて、数年。桂華は、あの日の事を忘れつつあった。友人との旅行で訪れたT国で、赤い封筒を拾ったその瞬間から、怪奇現象に悩まされる。恐怖に陥りながら、帰国した桂華…

時は平安時代。 鳴くようずいす平安京。 代々朝廷に仕える忍び一族の娘・翡翠（ひすい）は、訳あって名乗れないと自称するやんごとなき主に仕えるくノ一である。 主の代わりに琴の名手と…

甘い香りと、藤紫。 どこを探せど陽光は見当たらない。天は覆い尽くされ、視界は全て、甘い香りの源である藤の花。その藤花の群生から、ひらひらと舞い落ちる藤色の花弁。それが行き着く先は…

時は16世紀、戦国時代。果てのない戦乱は人心の荒廃を招き、人心の乱れは人ならざる『邪なる者達』を生み出す呼び水となる。人に仇なす魔物を滅する使命を帯びた退魔の尼僧【妙玖尼】は、邪…

20歳になったある日、目が覚めるとスキルが覚醒していた。様々な変化に驚きながらも夢であった探索者になるために青年は一人、ダンジョンに潜り続ける。これは、妖鬼になった青年の冒険譚。

いつもクラスの端っこにいる典型的な陰キャ。それが須藤章正という人間だ。彼は過去のトラウマから不登校になり、家族にも煙たがられる惨めな生活を送っていた。そんなある日のこと、彼はコン…

　ある一帯に置いて、無敗を誇った不良がいた。 　その不良の名は――｜桜木　知弦。不良達の間で《鬼人》という通り名で恐れられていた。 　しかし、千弦も人間である以上、死から逃れる事…

人々は、四霊の創った大陸で生きている。 四霊である瑞獣・鳳凰国の片田舎で暮らす詩響は、歌で動物と会話ができる特技を持っていた。 ある日、瑞獣鳳凰を身に宿す皇太子・嚆陵漣がやってく…

名幸亮平は老人・今村豊が人探しのビラ配りを手にする。そこには藤原美奈子とあった。実は亮平は、美奈子の行方を知っていた。表にできない事情から亮平はタイミングを見計らっていると、今村…

林業作業員・名幸亮平は友人に誘われ合コンを行う。そこでルーレットゲームの出来事で前世が《殺人鬼》と出る。だが亮平は夢の中で女性を殺す。夢とは思えない鮮明な映像と感覚に恐怖を覚える…

時は大正。世は妖魔や鬼が常に人々を脅かしており、天下が人のものではない時代。 花梨崎千理（かりさきせんり）は私立名門校に通う公爵子息、17歳。漆黒の髪に雪のような白肌を持ち、文…

侍の進軍が妖を倒して行くストーリーです。 妖はもののけと読んでも、あやかしと読んでもいいです。 どうせうまく書けないと思うけど頑張ります。 頑張って執筆中 書いててよくわからんと…

　斬られし者の魂を刃紋に浮かび上がらせ、凄絶に妖しく輝く魔性の刀、喘月。その刃紋に魅入られし者は、新たな美を求め人を斬る殺刃漢と化す。 　鎌倉相州の時代に生み出されし妖刀は、数多…

来世でもまた巡り会おう… 来世では幸せに… そう約束したのは遠い遠い昔。 過去から現在へ繋がる思い。 手を伸ばした先にあるのは……どんな未来なんだろう。

雪別れ道のモフモフ王。妖鬼冥婚編より。北国のある都市に実際にある六芒星にまつわる話です。ネタバレ含みます。

400年も続く由緒正しき陰陽師の家系に生まれる桐花未桜。しかし、陰陽師としての才能はなかったが、いつも笑顔で優しい性格。使用人や町の人に愛される。幸せな日々を過ごした。13歳の時…