「冬童話」を含む小説

墓から這い出してきたガイコツは誰かに温めてもらいたくて村の家々を訪ねます。 はたして彼は夜が明けるまでにほっかりホカホカにしてもらえるのでしょうか。 友未 哲俊様主催の『第３回…

　ウィンテルは冬の魔女。冬を作り、管理するのが仕事。 　これはウィンテルが使い魔ビノと過ごす、ある冬の一幕。 　昔書いたものを、供養のために転載します。 ※「小説家になろう」…

　あたしは、いらなかった？ 　ねえ、お父さん、お母さん。 　ずっと心で泣いている女の子がいました。 　名前は世羅。 　いつもいつも弟ばかり。 　何か買うのも出かけるのも、弟…

触れられると、体が溶けてしまう女の子・ショコラ。 友達が欲しくて、一人、当て所無く彷徨う。 或る冬の日、ショコラは、 自分を溶かさない相手と、運命の出会いを果たす。

この作品は、私が小学生高学年の時に書いたものを、今になって思い出して書いた作品です。 当時の記憶を掘り起こしながら書いているので、元の文とは違うものになっているかと思います。 (…

雪降る冬に、ひとりの少年と、ひとりの少女が土を掘り返す。 そこに埋まっていたのは、"鉛の心臓"。 かつて街を見下ろす金色の像こと、"幸福の王子"の体内にあったその塊は、高炉で溶か…

冬の夜のこと。コン太はまだみんなが眠っている穴をこっそりと抜け出しました。 コン太にはやってみたいことがあったのです。 美しい情景描写とコン太の小さな小さな冒険をお楽しみください。

　読み切りの作品です！ 　作品に出てくる架空の町名は、私が住んでいる岐阜県の西濃《せいのう》地域からお借りしました。 　神主の息子である小学生の男の子を中心に、お話が進みます。…

ベランダから落ちたサヤネは天馬の王子に助けられ、沙漠の魔王の城へと旅立つ。 魔王の城には星々を閉じ込めた砂時計がある。そこから悲しい歌が聞こえてくる……。 幼子冥府行。

雪に閉ざされた町で、貧しい男の子と花売りの女の子が出会う。 二人の希望は、春がくれば、生活が今よりは楽になるということ。 「ねえ、春を探しにいこう」 少女の言葉で、二人で夜中…

自然の世界は厳しい。 小さすぎて生き残れない、そう判断した雛は巣から落とす鳥がいる。 ほかの子孫を残すための習性だ。 そうして落とされた鳥は、終わると思っていた世界で、世界を救…

冬の情景をぼんやりえがく。そんな感じ。（※重複投稿作品）枯谷落葉

紅い葉が落ち始める秋の日、そろそろ仕事の時期だと冬の子がうごき出します。 冬の子は葉っぱを落として北風を呼び、冬の訪れをつかさどります。

アンデルセン童話の「雪だるま」です。 ほとんど内容がそのままです。

蛙は蛙にしては長い十年の時を生きた。 共に生まれた同胞達はとうに土に帰ってなお、自分が生きている理由はわからない。 考えに考えた末、十年目に初めて蛙は冬を知る。 心底冷たい風が、…

宇宙で星屑を集めている清掃員のスイープ。 天の川の清掃中に半分透けた子供に出会う。そのままではすぐに消えてしまう『儚いもの』だと気づいたスイープは流れ星にお願いしたいというその子…

両親の再婚により「きょうだい」となった蒼士と陽菜。仲のよい二人のことを見かねた周囲の勝手なお節介により、二人は別々の道へ…。 そんな別れの直前、星空の下で結んだ約束は叶うのか……

　解明士（かいめいし）の少年・ヒックは、相棒の少女・チキと共に、とある国を訪れる。 　――『冬国』と呼ばれるこの国では、二十五日を目前にしていた。もう少しでサンタクロースがやって…

森の中で生まれたどんぐりちゃん。 様々な人に出会って、成長していきます。 そして最後には・・・