「二月」を含む小説

　兵棋演習の結果、洋上航空戦における空母の大量損耗は避け得ないと悟った帝国海軍は高価な正規空母の新造をあきらめ、旧式戦艦や特務艦を改造することで数を揃える方向に舵を切る。 　そし…

シリーズ”今、ここに生きる星”の第二話になります。 第一話は https://kakuyomu.jp/works/16818093073009851909 ↑幽霊少女は英雄を救う…

「鳥の飛ばない天地の挟間」 藤堂が海を見ていたのは、二月二十日。――― 藤沢紀志と篠原守、高校生の二人は実習授業で海へと来ていた。 その砂浜に、戦車が現れる。 いつの間にか、…

第１章を無料公開中 年明けより、第２章を連日公開予定 あらすじ 都内の高校に通う小峯結風香は、先日亡くなった祖母の遺品である一冊の古いノートを、母から渡された。それは、…

　高校受験を目前に控えた中学三年の二月に雪野芽述湖は転校生として三年五組の一員となった。転向してくる時期としては最悪と言って差し支えなく誰にも相手にされない転向初日。手を差し伸べ…

※伝説に憧れただけのただの少年が、仲間と共に世界の危機に立ち向かい、世界をかえる物語。 ※第二部第一〇話開始。 ※一二月は第二週、第三週連続公開。一月は六日（月）から開始。 …

第一話『ニセモノの恋人』 不倫相手の女の部屋へ向かう男。 しかし、彼を待ち受けていたのは……？ 第二話『赤ちゃんの幽霊にナ憑かれたから育ててみたら』 普通に成長したんだけど。幽…

明路四十五年。赤い月の落日によって人々の生活は脅かされ始めた。片田舎の小さな村、そこに住まう人々全てを石に変えた少女──異能者の出現によって。 やがて幕を開けた泰生時代。激動の…

　平凡な女子高生水城燈子（みずきとうこ）はある放課後に学校に忘れ物をしたことに気づく。忘れ物を探す中、不審な影を見つけてしまう。その影に追われる中、クラスメイトの藤原貴志に出会っ…

二月に入りバレンタインまであと半月。南雲一と斎藤朱里は互いの思いをいまだ伝えられずにいた。そのことを知っている友人たちは二人がバレンタインで告白をすることができるように作戦を立て…

また就職に失敗した。 二月の深夜、俺は当てもなく車を走らせる。そこで出会ったのは一匹の猫。 これは他人にとっては何てことのない、つまらない話。けど、俺にとっては大切な一夜の話。

　夢月七海さま主催の「同題異話・十一月号　　ブックタワーを攻略せよ！」 https://kakuyomu.jp/user_events/16818093087802352997 …

産まれた時の事は憶えていません。きっとそれは殆どの人が同じなのではと思っています。ですけど物心付いたのは相当に早かったらしくて、憶えている一番昔の想い出は、既に家の中の本棚を漁っ…

日吉瑛太、十五歳、男性(四月産まれ) スキル【毒】 日吉美紀、十四歳、女性(二月産まれ) スキル【影】 山南京香、十五歳、女性(七月産まれ) スキル【武】 三人ともに言語理解、…

「白南風ー八丁堀の女用心棒」では名前だけ出てきた榊源二郎が主人公の、江戸時代後期が舞台のお話。時は文化九年(1812年)の秋。始まりは「白南風」の終わり頃。 北町奉行所同心の次…

桜の散る中　――　僕は舞い戻る 伊吹タケルは二十五歳で、死の床にいた。タケルには、十年前に告白されて交際を始めた彼女、夕凪雫がいた。 毎日のようにかいがいしく、見舞いに来てくれ…

　仙台伊達家平士頭の佐藤源之介の妻奈緒が三つ子を懐妊した。畜生腹は忌み嫌われる。佐藤源之介は、三つ子の一人を親戚の木村玄太郎と香織の夫妻に育ててもらう。三つ子の長女は八重、次女は…

主人公、レンは所謂本の虫である。 図書室で本を読もうにもバレンタインデーが近い事から浮かれた空気に気が散り、町の図書館へと足を向ける。 その図書館で無地の表紙の本、二月の旅という…

北海道網走市に座するとある大学。そこに通う大学三年生の花崗冬彦は、所属先の海生哺乳類研究室の解剖室で、奇妙なアザラシの胎児を取り上げる。 人の顔をし、人の声で泣くその「人面アザラ…

無三四は、五輪書の最後の章句を書き終えて筆を置くと、そのまま死の床についた。 泉谷兵衛之亮一門と戦ったあとに捨丸と交わしたことばを、無三四は夢うつつの中で思い出した。 「不様な試…