「オカルトパンク」を含む小説

長きに渡る世界大戦が終結し、環境が汚染された未来の地球。 戦火を辛くも生き抜いた人々は、戦争責任が「国家」という社会形態にあると断じ、同じ間違いを繰り返さないために国家を解体し、…

元の世界から追放されたカスどもの吹き溜まりの世界。 この世界唯一の都市『無名都市』ではカスどもがそれぞれ武装集団を形成していた。 俺はその日暮らしの傭兵《フリーランス》。依頼があ…

　悪魔と悪魔憑きは一心同体。互いの願いを叶えるために契約を交わし、魔力を集め、そして互いに策謀を巡らし喰らいあう。 　たとえ不幸な巡り合わせでもそれが運命。 　これは異形と化した…

科学ではなく魔法が発達した地球。人々は魔力を動力源に生活を営んでいた。 極東は先の大戦中に異世界からの浸食を受け、混成していた。 そんな極東に事務所を構えるのは元魔法省キャリア官…

　幽霊がエネルギー源となっている世界。 　その世界では凶悪な幽霊を無害なエネルギー源・人魂に除霊する仕事、霊能者が存在する。 　若干15歳という若さで霊能者として活躍している少女…

　巨大な古竜たちの亡骸の上に築かれた竜骨都市・黒数。 　人は竜や竜人と隣ながら存在していたが、その在り方をよしとしない邪竜が都市を襲うことも多くあった。 　邪竜を殺す存在である屠…

　近未来。奈落禍――「フォールダウン」と呼ばれる同時多発的大怪奇現象により、世界を形作る陰陽属性が反転し、あの世がこの世に雪崩れ込んできた世界。人間の他にエルフやドワーフ、悪魔族…

　清朝末期、魔都上海。 　巷には怪異が溢れ、仙人とならずに地上で妖魔を祓い続ける霊幻道士の存在が未だに必要とされていた時代。 　霊幻道士の青年グウェンとその弟子ユーリンは夜毎現れ…

生きた人間はしばしば既に死んでいる。 ぼくらは３発目の新型爆弾で死んだ幽霊から生まれた幽霊で、此処は生まれながらに葬られている半死人たちの世界――もうひとつの〈東京〉だ。 この…

登場人物の記憶を淡々と綴られていく中で、どうして私達は普通ではないのか？ そんな心情を私達は短時間だけ彼らになって見ていく不思議な空間。 もしも、あなたが私達に共感出来たのなら、…

今作は、鉄機 装撃郎先生（https://kakuyomu.jp/users/43121523）とのコラボ企画「鉄機斎」です。 初めての試みでしたが、少なくとも書いた小生はとても…

前作『スティグマのラフカディア』から一週間後が過ぎた後の物語。

ときに絡繰技術が芽吹いた江戸時代、慶安元年。島原の反乱はなんと切支丹側の勝利に終わった。貿易の地は出島ではなく江戸の隣にある、壁に覆われた人工島、台場町へと移った。独自の発展を遂…

　クリスマスイブの夜。 　現代社会において自分は無価値であることに全てが嫌になった僕は冷たい海に落ちて、死のうとした。 そんな僕の前にラフカディアという異国の女性が現れる。彼女は…

１話完結型の短編集。盲目の旅人ラフカディアはあらゆる世界を旅して、その見えない目で出会う人の悩みを見ていく。

とある街のはずれにある団地。そこは治安が悪く、不法入居者が多くいた。 そんな団地の廊下を歩く影が二つ。死体売りとキョンシーだ。 彼らはある男に娘の死体を買いたいと持ち掛ける。

西暦2020年。クリスマスの東京に舞い降りた翼の怪物は、少年からただ一人の幼馴染を奪い去る。 後に残されたのは、塩の柱と変わり果てた幼馴染の成れ果て。 世界を亡ぼしたのは旧約聖書…

未曽有の天変地異に襲われた東京都は、サイバネとオカルトが支配する異形の都市へと生まれ変わった。 都市の一角で『人殺し以外の事なら何でも請け負う』万屋稼業を営む青年・火門再牙は、あ…

時は、西暦3800年。 舞台は、宇宙開発研究が義務教育化された日本の小学校。 数多の概念が進化した世界で、二人の男女が、人類のファイナル・エデュケーション『YUTERRA教育』に…

Scienceとはなにも自然科学ばかりを指すのではない。哲学だって神学だって隠秘学だって、果ては現代サブカル百合学だって立派なScienceたり得るのだ。 そんなアレをコレして書…