「ふたり」を含む小説

さよならママ… アタシ… カレとふたりで旅立ちます。

魔王を倒した後の勇者は食文化の発展に貢献した。 そして、勇者は死んだ。老衰だった。 ・ 髪も瞳も、着ているものも真っ黒な謎の女性ユッカは、町はずれで食堂を営んでいる。 勇者の…

美術部で部長の「僕」だけが、部活のために毎日、誰もいない教室に足を運ぶ。ある日、ひとりで絵を描いている僕のもとに、同じクラスの女子、「篠田」がやって来て――。

部活にも入らず、大学進学の勉強もしていない高校二年生、吉野公平。彼は澤井桜への告白がまたもや実らなかった。五回目の告白だった。桜は公平のことが嫌いではない。むしろ気になる存在では…

その作家さんは、文が、ど下手くそだった。 それでもブックマークまで付けて、応援コメントでストーカーのように繋がり、更新を心待ちしていたのは、彼女の書くものが、私の今のシチュエーシ…

侯爵家令嬢アデラの幼い頃からの婚約者であるレナードは、いつしか義妹ばかり優先するようになっていた。まだ家族になったばかりなのだから、時間が必要なのだろう。アデラはそう思って、婚約…

人の世界を飲み込む大森林の中を歩む、異貌の青年と少女。 ふたりが訪れた場所で起こる、不思議な出来事。そして事件。その関わりの中で人々は変化していく。 両親を喪った少年の煩悶、寿が…

　魔力の高さが権力の高さの国、バルカタル帝国。 　皇帝の子の中で最も高い魔力を持つ魔物と契約した者が次の皇帝となり、続いて五つの州の長が決まる。 　七人の子の中で、大蛇の魔物カオ…

青年・神山瞳也はアリス・E・スコフィールドの住む家に居候をしていた。もちろんそれはただではない。神山にはアリスから仕事を与えられる。その仕事は、怪異を狩ること。狩人である神山は多…

赤いママチャリで疾走する変態な主人公の名辺大夢は不慮の事故に遭いネギとシラタキを両手に勇者召喚により異世界へ。 しかし彼はなぜか荒野に飛ばされ謎の美少女エルフの天才魔導士アスカと…

いつもの電車。向い合せになっている僕たちは、どこにでもいる高校生になるはず、だったのに。 全盲の男の子と、ヤングケアラーの女の子。それぞれに罪の意識を背負ったふたりの出会いから物…

「偽教授同名杯」によせて書きました。ほんとうはないナントカ童話みたいなノリで読んでいただけたら幸いです。

同じ幼稚舎、キラキラネーム同士のてんしちゃんとあくまくんはいつも一緒。 てんしちゃんがちょっと他の子と遊んだら、 てんしちゃんのわっかをとりあげるあくまくん。 てんしちゃんはひと…

はじまりはいつだったのか。 兆候は誰も指摘できない。 ふたりだったから。 ある日、なにもわからずに、家はひとりだけになった。

夕暮れの土手の上をふたり乗りの自転車がゆっくりと走っている。 漕いでいるのは、背の高い女の子。 荷台で横乗りしているのは、小柄な女の子。 キィコ、キィコ、と軋み音を立てながら、自…

集英社ライトノベル新人賞3次選考落選作品の改稿版です。 応援コメント・おすすめレビュー、喉から手が出るほどお待ちしております。 むしろ第二関節くらいは出てます。 あらすじ▼ 病…

社交界で『成金令嬢』と呼ばれるジネットは、父が事故で行方不明になった途端、義母と義妹に家を追い出された。 喜んで家から出たジネットは、まず自分のせいで「身売りした」と笑われ続け…

「帝都の呪詛師」の蛇蠱と河の童ふたりの冒険譚です！

　VRMMOを嗜む、平凡な男子高校生、亜澄　明里。休日の殆どをVRMMO『グラン・ファンタジア』に費やす日々を送っていた。そんなある日、三年間を共に戦ってきた相棒が、知るはずのな…