「なにぬねの」を含む小説

僕はどうしたらよかったのか、なにが最善策だったのか。 わからないままいつの間にか時間が経っていた。

とある研究機関に勤める鈴木は、夜道で何者かに襲われる。 その正体を探る間もなく、彼の命は終わりを迎えようとする。 しかし、助けを求める声は届いた。 白杖を持った青年に。 なにか…

不思議な砂時計を手に入れた「僕」の話です。 pixivにも同じものを投稿しています。 https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=12296…

　伝統とは、昔から連綿と受け継がれてきたもの。 　古いものほど由緒正しく、権威があるとされるもの。 　さて、カマボコ・昆布・エビ・伊達(だて)巻きなどを重箱に入れた豪勢なおせち…

　廃ビルの屋上から飛び降りた少女は、次の瞬間、大空へ飛び上がった。 　偶然、それを見てしまったジャーナリストの男は、『空吹』と刺繍されてある緑色のジャージを拾う。 　こうして、…

モテない大学院の生徒の部屋 に遺体が、出現　 オカルト好きに一体なにがあった。

両親の離婚によって、古ぼけたアパートに越してきた実花。 ある日、クローゼットの鏡に映った自分が笑って、声をかけてきた。 「……あんた、なに」 「ミカだよ」 「実花はあたしだもん…

東北地方、M県S市にあるお嬢様学校『聖ダーミアン女子高等学校』。 そこに通う高校1年生、鹿取風月(かとり　ふうげつ)。15歳。 どこにでも居る普通の少女だったのだが、彼女の日常は…

山奥の限界集落をおとずれた国家公務員。この森にどうしても入らなくちゃならない。こんな汚いところ、できれば入りたくはない。地方議員に押しつけたら連絡が取れなくなった。ここになにがあ…

俺の前にはいつも俺を怖がらせようとする後輩が姿を現わす。 必死になんとか俺を怖がらせようとするが結局は上手くいかずいつも悔しがるのだが、俺はそんな表情が好きなのでなんとか怖がらな…

　ーー知っているだけでなにもできないと、僕は分かっているつもりだった。 　いま、壇上のスポットライトに照らされた祖父が崩れ落ちた。 　超大企業である瀬川グループが経営する"…

微睡みと共にそれは訪れる。 超短編です

おそらくは、昭和20年代前半、東北は仙台近郊の寒村にて。 復員兵の「俺」は、満州から故郷に帰還した。 菊の花を手向けに向かったのは、妻である薫の墓だった。 しかし、そこには先客が…

南雲　皋@nagumo_satsuki様の企画『流れる赤に浸って嗤え』参加作品です。 「なにがおかしい」 「決まらないんだよ、犯人が」 　無精髭の男が首を揺らしながら、ぼそ…

　大量殺人の罪で投獄されたとある青年は、法廷で冤罪を主張するもあえなく敗訴し有罪判決を受けてしまう。しかし言い渡された刑罰は死刑や終身刑ではなく、異世界迷宮追放刑――通称ダンジョ…

アチュリとパクラはいつもなかよし。 きょうはアチュリが、あしたはパクラが、かわりばんこにあそびをていあんします。 きょうはなにをするのかな？

高校２年生ののぞみ、クリスマス直後に彼氏のインフルエンザが分かっちゃて…。 寒い中にいさせたのは私が悪いのに…。 小学生からずっと一緒で、二人でいろいろ乗り越えてきたこと思い出…

高校の文芸部部員の小濱芽沙（おばまめさ）は文芸部の部誌の締め切りが迫る中でなかなか話しを掛けないでいた、 そんな時に部室にはクラスメイトの美少女、結城まりあが来て幼なじみの蒲田薫…

三歳の息子がスケッチブックに何か描いていた。 「何描いてるの？」「ぐるぐる」 確かに黒いクレヨンでずっとぐるぐるしている。 「それなに？」「やみのぐるぐる」 そう言って顔を上げた…

　神が人間同士の争い事を楽しみたいが為だけに造られた、四大精霊が宿る銃。神は、それを人間に使わせる為に、天使という使いをも造った。 　その銃を使えば、どんな人間にも精霊の力を使っ…