とにかく文章からあふれる美しさに驚愕します。こんなに死と生を美しく描けるとは。あまくにワールド、皆さんもぜひ、堪能してください。
なんというか、もう完成されている世界で、なんと表現すればいいのやら…とにかく次元が違う。美しいのだけど美しいだけでなく、森羅万象が詰め込まれたかのような、ありとあらゆるものがギュッと詰まった宝箱を覗いてしまったかのような。それでいてごちゃごちゃはしてなくて。教科書に載せてほしい、って思っちゃいました。これはもう、珠玉の作品。
とにかく、幻想的で美しい世界観に魅了されます。しかも、穏やかな文体と流れるような文章で、かつ、漢字と仮名のバランスが絶妙で読みやすい!そして何よりも物語の展開が読者を驚かすもので、面白い! 紡がれる命、深い問い。それでも読後に心中が温かくなるのは、この作者さんの作品だからこそだと思います。多くの読者が涙したあの名作「12月のラピスラズリ」の作者が届ける、期待を裏切らない秀作!『銀河ラボのレイ』是非とも御一読を✨
毎日なにげなく生きていると忘れてしまう、大切なことを思い出させてくれるような作品です。自分の人生が終わるとき、何を思うのだろう……そんなことを考えたりしました。登場人物が、幸せな答えを見つけられてよかったです。作者様の想いが伝わってくる優しいお話でした。
宇宙がお伽の国のような、とても夢があって優しくて可愛らしくて、もうそういう言葉をすべて並べたいくらい、素敵なお話でした。こういう視点から、宇宙を見たことがなかったので、童話のようでもあり、読後感が最高でした。