概要
愛とはなにか、少女は知ることになる
吸血鬼と噂される男のもとに生贄のようなかたちで嫁いだ少女ネリネは、六年の歳月で美しい淑女へと成長した。
吸血鬼と言われている夫とは一定の距離を保ちつつも上手くやっているつもりだが、彼は未だにネリネに指一本触れてこない。
そろそろ二人の間に、何かが起こってもいいのではないだろうか。ネリネは彼との距離を縮めたかった。
しかしその一方で、二人が住む城の周りでは血の抜かれた動物の亡骸が見つかっていて──。
ネリネが密かに抱き続けた恐怖が、ある夜現実となる。
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