「短編ファンタジー」を含む小説

冬の竜の棲まう地は冬原地と呼ばれる、万年雪の重みで山脈の沈んだ広大な氷原である。氷原の下には鉱山がある。その坑道で、白毛の土蜘蛛が宝石鉱床を食い荒らしているのが見つかった。土蜘蛛…

どこかの星の、小さくか弱い存在が直面する出来事。

【簡単なあらすじ】どうして追放した奴が成り上がるのか、追放した側のギルド長達が会議をする話。 【ちゃんとしたあらすじ】年に一度開かれるギルド長会議では、追放した者のスキルが何故…

【一行でわかるあらすじ】 追放した魔術師のハズレスキルが覚醒してざまぁしに来たので返り討ちにしてやった 【真面目なあらすじ】 魔術師のルインは「身代わり」という戦闘に寄与しない…

人外が人間社会に進出した世界の話。 〈ヤマアラシ症候群〉を治療する鬼女の話。 彼女は人外専門医。同僚は化け猫と多椀族の混ざりもの。病院にやってくるのは数多の悩みを抱えた患者たち…

昔むかし、とある海辺の町の大晦日。余四郎と寅吉は、明王様の祠を見張る「供物番」に選ばれた。二人は自分の居場所を見つけられずにいる半端者同士。町へ越してきて二年目の余四郎は、林の奥…

20世紀初頭の英国の田舎町。 『魔女の貸本屋』と看板に名を刻んだ貸本屋で、若い夫婦を装った魔女と使い魔。 　幼い子供に望まれるままに、魔女は御伽噺を語り聞かせる。 ※「第８回ジ…

よく夢に出てくる廃列車を現実で見つけ...

泉川穂高は喘息の持病を抱えていた。中学に上がりクラスメイトに症状を訊かれた穂高は吸入器がなくても大丈夫なのだと見栄を張ってしまう。嘘をついてしまい吸入器を隠れて使うようになると、…

森の中で意識を取り戻した少女は、自分の名前も過去の記憶も何も思い出せなかった。そこで出会った冒険者のリヒトに助けられ、彼と共に旅をすることになる。リヒトは少女が失った記憶を取り戻…

スラム街で生まれ育ち、戦場でハイエナ稼業をしながら生き延びてきた男『ドレ』。 彼はのちに史上最悪とされたとある戦場で運良く生き残る。 生き残ったドレは一面焼け野原となった戦場で、…

問題あるわボケ ※ノベプラ、ネオページにも掲載中

魔法戦争が終結し、大地が呪いに汚染された世界。 　 魔力を持つ子供たちは、魔導学園列車で生活しながら、呪いの大地に列車を走らせることで大地に安寧の魔方陣を刻み、呪いを浄化してい…

感情によって様々な色に変化する有色人と、感情の色を持たない、灰色の無色人。 灰色の少年はある日、自分と同じ色の少年に出会う。

夏にまつわる五つのお題で書いた短編です。 一話ごとに完結していますが、連作短編となっておりますので、お口に合いましたら通してお楽しみください。 【秘密基地】「自称魔法使いと怪し…

駅前の小さな商店街にある喫茶店。一階はお店、二階が住まいになっている、そこが僕の家だ。 成長し、たくさんの経験をしていく中で、あるころから店に現れる「誰か」。 その中にいる彼女を…

ショートショート。死を迎えた男の病室に入ってきたのは思わぬ人たちだった。

山の奥にある一つの電話ボックス。これには特定の願いを一つ叶える力があるのだという。ただし、どんな願いが叶うかはあなた次第。

コールセンターの在宅勤務をこなす独身女。 仕事が終わって豚汁を煮込む間にうたた寝。 目がさめたらブッコローが刺さっていた。 トゲのように簡単には抜けないブッコローと奮闘するわたし…