まず思ったのは「もっとたくさんの人にこの作品を知ってほしい」と、言う事。
読み初めてすぐに中世イングランドの情景が退廃的な美しさを持つ映像と共に浮かびました。
これだけでも充分だけど、読んでいくにつれて作品から伝わる美しさと怖さ、そしてどうしようもない哀しさに惹き込まれて一気に最後まで読ませて頂きました。
また、淡々とした筆致も良く合っていて…
本当に何て優しくて悲しいんだろう。
それらを美しい世界で包み込んでいるこの作品の価値が一人でも多くの人に伝わることを願って、レビューを書かせて頂きます。