「公園」を含む小説

夜中に豆腐を買いにスーパーへ出かけようとした俺は、深夜の公園で鬼の姉弟を見つけた。 姉らしい女の鬼は美人だが、マシンガンのようなものをぶっ放している。 弟らしい男の鬼は美青年だが…

名もなき朝の唄《ハコの動画配信》の秀星視点 最後にハコが登場します。 桐生秀星　自称・写真家　40歳と少しで他界する メートル・ドテルを務めたレストランを辞め、望んだ瞬間を追…

孤独に悩む彼女は、一人街を歩く。 薄雲に白んだ空は自分の心を映すようで、言いようのない不安を抱えていた。 公園でカメラを撮る一人の青年と出会う恋の始まりのお話。

｢俺と付き合って下さい！｣ ｢ごめんなさい！｣ ㅤ学校一の美少女に告白した結果、見事失敗に終わった、何事にも平凡な俺こと神道神威(しんどうかむい)。 ㅤ家に帰る気分でもなかっ…

『コバルト短編小説新人賞』【もう一歩の作品】 「三桜公園にヘッドフォンのお化けが出るって知ってる？」 　昼休み。バスケットのリングにボールをポスッと入れながら仁一（じんいち）は…

　西袋ゴリラ口公園。 　この公園には、凛々しい表情のゴリラが右手にバナナを持った状態で仁王立ちしているゴリラの像――〝ニシゴリ像〟があった。 　そんな西袋ゴリラ口公園のベンチに座…

ヒロミ。今のぼくはおまえの愛より、友情、受験、そしてオートバイを優先する。

今回のエピソードは物語後半やラストのための伏線を随所にちりばめてみました。 読み進んでいくうち、ああ、これはあの時の伏線だな、なんて思ってもらえると嬉しいです。

ヒロミと約束したデート。実はそのデートは、さよならを告げるためのデートだった。

わたしは、〈青春〉とは「こういうものなのかもしれない」と想像することで、そして、それでもなお、まったくとらえきれないままで、書くしかありませんでした。でも、いまとなっては、それで…

12月31日限定で3時間毎投稿です。 【新ルート・禍憑姫/狗姫与承編、11月24日深夜0時より投稿】 「禍憑姫/狗姫与承編」雨の日。濡れた服から雫を垂らす虚ろな瞳の少女を預か…

ヒロミの告白を訊いたぼくは、彼女とのデートを約束してしまいます。 けれどそれは、ぼくの方からさよならするためのデートだったのです。

公園などに落ちている空き缶がいつ、誰か、なんの目的で拾っているかをあなたは考えたことありますか？ 今作は、私が初めて挑戦したミステリーです。 謎解きが好きな主人公木村　美音（…

　２３区プロジェクト。２個目、江戸川区。リアルかくれんぼうするならいいんだろうか？

僕の彼女は、オカルトが大好きな不思議ちゃん！？ 昼間の彼女はホラ吹きでクラスの鼻つまみ者だが、それは皆が裏の顔を知らないからなのです。この街では日暮れと共に「真実と虚構」はひっく…

　12月23日––––俺はフラれた。 　彼女には新しい男がいた。浮気だ。おれは、彼女がそいつとの最初のクリスマスを過ごすためにフラれた。邪魔だったのだ。付き合って5年。俺にとっ…

父親の手により、遺伝子操作を受けデザインズ・ベイビーとして誕生した少年――原田都。 母親――原田奈美と研究所を脱走するが、父親が放った追手に都の目の前で殺されてしまう。 　 …

不景気のあおりから勤務先の派遣会社が倒産し、路頭に迷う事になってしまった青年、大神健吾（オオガミケンゴ）は何処も行く当てが無く、貯金も底をつき、ホームレス街道まっしぐらの日々を送…

　ドラグーンと呼ばれる根源の力が大地を駆け巡る世界、ガイア。ガイアにはドラグーンを特殊な力に変える事が出来る能力者が少数ながら存在していた。 　テロ組織ブラックダリアによる大災厄…

2036年4月7日 高校2年生になった蒼太は最近不思議な夢を見ていた。 その夢はいつもぼやけていてはっきりとしない。けど不思議と不安な気持ちにはならなかった。 今日も蒼太は…