「くれ」を含む小説

吉永杏には怖いものが二つある。 ひとりは異母姉の柚希。 そしてもうひとりはクラスメイトの檜山優。 檜山は杏がはじめてバレンタインチョコをあげた男の子だ。 幼稚園の頃通っていたス…

高校二年の鶴谷葵は体調不良により半年前から学校へ行けなくなった。ずるずると学校へ行けない日々が長くなっていく中、不安と焦りが積もっていく。一方、葵と小学校の同級生の斉藤恒誠は通っ…

寮で暮らす僕は、仲の良い藤岡と少し遠くの町まで買い出しに来ていた。帰りがけに寄った喫茶店で、僕は藤岡に相談を持ち出す。藤岡は、無意識だろうけれど、酷く気を遣ってくれて、嬉しかった…

ランプの明かりが灯るだけの薄暗い部屋で男は呟く。「見つけた。俺の運命」 男は部屋をあとにすると、ある街の教会の前に置かれたバスケットに近づき、中にいる赤子をひとなでするだけで、そ…

久しぶりの遊園地。彼に誘われメリーゴーランドに乗ろうとした時、私は「消えた父」のことを思い出した。回るメリーゴーランド、幼い私、手を振る父。メリーゴーランドが回転を終えると、父は…

「あ、あの……私に野球を教えてくれませんか？」 夏の終わり、おんぼろバッティングセンターでの女の子との出会いが僕を変えていく。 野球好きの野球好きによる野球好きのための青春野…

ある日、世界は天から人工的に降り注ぐ、不思議な雨•ラブシャワーに包まれた。世界はたちまち、ハッピーな両思いであふれかえった──たった四人を除いては。 平行世界から現れたらしい「…

妻子を事故でなくした【男】は、失意のまま後を追うように自らの命を断った。 死んだはずの【男】が目覚めたら、子供の頃にプレイしたゲームのラスボスの父親に憑依していた。 その父親は娘…

「付き合ってるんだからいいでしょー」 「…いっしょにいてくれてありがと、大好き」 高三の秋、初めてできた彼女がお泊まりしようと言ってきて――――。 〚こえけん〛応募作

この物語の主人公。古原楓は中学からイジメにあっていた そんな楓をいつも支えてくれたのは海月千聖であった＿＿＿＿＿

　文字数は二千文字から三千が目安。 コンセプトは『主人公をとことん嫌っている女の子は甘やかせるだけ甘やかすとどうなるか？』です。 蒼山海青は外見から誤解されやすい男子高校生…

　「定谷和佳美、貴女はゲームの世界に転生する事になりました」 　異世界転生して文字もひらがなとカタカナしか読めないし。 　異世界の文字で、漢字というのが読めません。 　異世界…

支援学級に通う新田幸多郎（あらたこうたろう）は、半身不随の車椅子生活を余儀なくされながら、自由研究で毎年、賞をもらう奇才だった。 そんな彼に、夏休みの自由研究を頼ろうと思ったのが…

誰も立ち入らない森の奥に住んでいる鬼の誘鬼は、ある日近くに少女が二人近づいていることを察して、いつものように脅かして帰らせようとした。 けれど1人は悲鳴をあげて逃げ出したが、片方…

突如前世のニートの記憶が蘇った king of mob、略してkomへの道を着実に歩んでいた主人公、ライジェルフはこのままではいけないと勇者と仲間になって関係性を築く事でmob …

私は大塚　友香(おおつか　ゆうか)！ アイドルになるためにオーディションを受けるの！ でもね、何回も何回も落ちていたところなんと！ マネージャーさんが目を付けて私に声をかけてくれ…

日常でのあれこれを自由気ままに書いていく

「俺と迷宮に潜ってくれませんか！？」 ”武器が使えない呪い”を刻まれた冒険者、ライラ・ブレイヴィ。 冒険者なのに冒険できず、悶々とする日々。 ある日、不運にもモンスターに追い詰め…

『第3回「G’sこえけん」音声化短編コンテスト』 参加作品です。 『ハムスターとの癒やしの時間』をコンセプトにお酒とハムスターとのふれあいを楽しめる新感覚のバー『Bar Hum…

鬼ごっこ短編集。喉から手が出るほど読みたくなる病みつき短編のはずだけど「——」がうるさいから、ちょとこまる。 『レビューしてくれた人へ!!』 レビューに要望を書いてくれたら、…