想い描いたUtopia ~想うと~

ラトメイ★小説家

第1話 アイドルを夢見た日

白い空間にて私はアイドルを殺してしまった…。


ナイフで刺したのに、全然赤くならなくてむしろ私に笑いかけてくれたんだ…。


子供のような背丈で無邪気に話しかけてくれる…。





ーーー静寂の中アラームが鳴り響くーーー


うーん、嫌な夢を見たなぁ…。


アイドルに対しての不安が強いのかな…。


ううん、こんなメンタルじゃ合格できないよね!


母親「遅刻するわよー!」


うおやっべ、早く出かけないと!


母親の作ってくれたおいしいご飯を一生懸命食べながらすぐに出かける。


友香「いってきまーす!」


アイドル事務所に急ぎながら面接の内容を復習する。


「えっと、えっと、私は大塚 友香!」


「趣味は歌うこととギターを弾くこと!」


「有名なアイドルになるために応募しました!」


「よろしくお願いします!」


そう…私は…アイドルに…なるんだああああああああああああ!



面接官「明日の昼採用結果を送りますので少々お待ちください!」



面接結果・まことに残念ではございますが、今回の採用は見送らせてもらいますとメールが来た…。


はぁ…これで何十回落ちたんだろう…。


落ち込んでても仕方がない!


と、昼下がりに【Ashiato】というアプリから通知が来る。


結構古いアプリみたいで確か色んなかわいい写真などを のせると「いいね!」が5件ぐらいついた記憶があってうれしかったなぁ…。と思う。


でも通知を見ると久しぶりにDMが来ててなんだろうと思った。


「こんにちは」「お忙しいところすみません」


「俺は面接を隣から見ていたアイドルのマネージャーです」


「今度ご飯食べに行きませんか?」


こういうDMは詐欺だよ詐欺!


引っかからないんだからね危ない

手 口 に は !


「すみませんが、断らせてもらいます。申し訳ございません」


と、早めに相手に送る。


フフフ…相手はテンパるんだろうな…。


スケジュールがうまくたてられなくてw


私はニヤニヤしながら通知を待っていたが、しかし!


相手が写真を送り 「これでも分かりませんか?」と


説得しに来たのだ!


私が面接会場にてお見かけしたことがあったのは


覚えているしなにより面接官の隣に渋めのオッサンがいたので


印象に残っていたというのがなによりの証拠。


今の私は一文無し!!


ここで引き下がったら人生終了だ!!


さっそく予定を決めて、少し話してみよう!


そう決意し、恐怖心と戦いながら眠りについた。



~ 翌 日 ~



公園の木陰のベンチで待ち合わせをしたので探すのに苦労した…が…マネージャー?らしき人が私の目の前に来て話しかけてくれた。


マネージャー?「やっぱりそうか…お前は…!?」




続く












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