文化祭終了後、彼女の家でお泊りすることになった。

椿カルア

第一話 文化祭が終わりまして。

【一人語りのボイスドラマ】


(教室の中で生徒が騒ぐ声)

(後ろから小さな声で)

「文化祭お疲れ様ー」


「『びっくりした?』?それもそうだけど?え、なになにどうしたの〜?」



「えーなに、距離が近い?いいじゃんいいじゃん付き合ってんだからこのくらいー、あ、てかどうだった文化祭?」



「『楽しかった』?!良かった〜!」



「ん?なんで私が嬉しそうなのかって?

そりゃぁねぇ、文化祭実行委員として楽しかったーって言ってもらえるのはすっごく嬉しいし、

何よりキミに行ってもらえるとただでさえすっごく嬉しいのが、もーーっと嬉しくなるからに決まってるじゃん♪」


「ちょっと、『そういうもんなの?』、っなに?私にとっては最高さいっこうに嬉しいものなんですぅ、そういうもんなんですぅ」


「えっへへ、

あ!てかさてかさ、急で悪いんだけど…、その、今日うちでお泊り会しない?その、文化祭の打ち上げ、、みたいな感じで。

あ、嫌なら全然断ってくれていいんだけど…」


「え、一、『二年の時みたいにクラスの打ち上げに行くんじゃないのか』?

…あーそれね、確かに今までみたいな感じならそうしてたかもしんないけど…、今年はさ、その、大切な人と一緒にいたいってうか…」


(戸惑いながら)

「え!告白?!ち、ちちち違う!そんなんじゃないし!っ、ていうか最初に告白したのはそっちでしょ!」


「…で、結局どうするの?」


「…………え、いいの?」




「やった!!じゃ、じゃあHR終わったら一緒にご飯とかお菓子とか、いっぱい買いに行こうね!約束!」


「ふふーん、あ先生来た。じゃあ校門前集合ね!」


(小声で)

「やったぁちゃんと誘えたぁ…!

んふふ、たーのしみー!」

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