「見えない」を含む小説

雨に濡れる門司港、光が揺れる神戸。 二つの港町で発生した失踪事件と不審死事件は、表向き無関係に見えた。しかし、そこに共通する一人の女性――松浦由美の名が浮かび上がる。 門司港で…

ミカラ・デタサービはそこそこの冒険者である。彼の信条は楽して稼いで適当に生きること。しかし彼が出逢う女の子たちは、最初こそまともに見えているが・・・段々と化けの皮が剥がれてくる。…

「本当にヤバい場所は噂にすらならないよ。だってそこに立ち入った人は戻って来れないから。」 第五次オカルトブームに湧く現代、心霊スポット巡りに興じる若者が増加した。しかし、心霊…

【完結】ある日異世界で目覚めたカレンは、聖女の才能がないと言われ外に追い出されそうになる。騎士のブラッドに騎士団で働かせると言われ、カレンは騎士団で使用人の仕事を得る。一見怖そう…

「俺を忘れて幸せに生きてね」 そう言った君の顔は暗闇で見えなかった。 君と過ごした最期の夏は一生忘れられないから。 きっと私は君のいない明日も君と生きていくのだろう。

京都というと、歴史ある寺社仏閣や古い街並みが注目されがちだが、実際に生活している身からすると別の魅力が見えてくる。 他の都道府県にはあまり見られない個性ある銭湯の数々。節分のお祭…

一定のテーマ性を持ったショートショートの積み重ねによる、創作の訓練。 長編を書くためのモチベ維持のために書いている。決してこっちが本編ではないぞ、わかってるな、熊埜御堂！？

ふたつの大河に囲まれた肥沃な大地で八百年の栄華を誇る遼河国。 若き皇帝は原因不明の病に伏せ、国家は衰退の色が見え始めていた。 海を渡った島国、天陽国からやってきた留学生の伊織は伝…

　ワタクシの名前はアリスタと申します。こう見えても女神です。 　ある日、ワタクシは婚約者のメトロにデートに誘われました。 「大事な話がある」 　そう言われていたので、「いよいよプ…

子だくさんの農家でジュリア一人だけがガリガリで不細工だ。家族は何も言わないが、捨て子だと村中の人が知っていた。その上、ジュリアは妖精が見えた。このせいで、いつもぼんやりしているし…

二年前に買い、今でも愛用しているタウンシューズ話。 この靴は変なタイミングに限って毎度靴紐が解け、イライラすることもあったが――

【第11回ネット小説大賞受賞しました！】 別サイトですが……！ 主婦と生活社様（PASH!ブックス）より書籍化いたします(*´∀｀*) 気になるあれこれをたくさん加筆しております…

聖王国イレスダート。竜の支配から逃れた人々を統治するマイア王家には、代々竜の血と力が受け継がれている。 聖騎士としてマイア王家に仕えるブレイヴは王命により、城塞都市ガレリアの守…

　突如異世界にクラスごと召喚された俺たちは女神様に与えられた『祝福』で異世界の危機を救うことを要求される。 　クラスメイト全員が、順調に良いステータス表示を得る中、俺だけはいつ…

　1943年、大日本帝国はアメリカとソ連という軍事大国に挟まれ、その圧迫を受けつつあった。 　太平洋の反対側に位置するアメリカ合衆国では、両洋艦隊法に基づく海軍の大拡張計画が実…

【カクヨム短編コン週間ランキング・ラブコメ部門18位獲得！！】 「断る」 　そう言って私のアニキ・一条　真一（いちじょうしんいち）は、幼馴染である元アイドル・泪条（るいじょう…

俺、風見夏樹には引きこもり・コミュ症・ブラコンの3拍子揃った残念な美少女であり義理の風見いのりがいる。 俺の服を勝手に着るわ、風呂に乱入してくるわ、裸で部屋に入ってくるわめちゃ…

毎週木曜日 20:02分更新 坂城　功。彼には物心つく前から、霊や人にあらざるものが『視えて』、『触れて』、『会話できる』という人間だった。周囲との認識の齟齬という問題を抱えて育…

何か見えていたのかも知れない。 そんな時ありませんか？ これらは大半がフィクションですが、時として本物が、

　精霊が大きな力を持つ世界。奴隷のリュカは、貴族の冒険者パーティである『虹の翼』から突如として追放されてしまう。理由はリュカがふざけた行動ばかりするから。しかしそれには理由があっ…