「私はいつも」を含む小説

【私】はいつもタイミングが悪い。気になる人にはいつも他の人がいる。 今回もそうだと思ってた。実際にそうだった。 だけどそうじゃなかった。 その【他の人】はいなくなってポッカリ空い…

私はゴーストライター。依頼主は数多くのゴーストライターを雇って競わせている。私はいつもビリ。 KAC20211参加用書き下ろしです。

今日も今日とて勉強三昧。疲れ果てた私は、いつもより早く眠りにつくのだった。

「私」はついに大好きだった名木橋准教授と付き合うことができたのだが、名木橋先生は女子にモテるので「私」はいつもやきもき。この間もデートの待ち合わせをしている時に女の子に逆ナンされ…

　学校からの帰り道にある小さなカフェ『ゆしま珈琲店』。 　カウンター三席と二人用テーブル三卓。焦げ茶色の木製で統一されたテーブルと椅子。床と壁は少し薄い茶色。壁には小さな絵がい…

実はこれ、私がいつも悩んでいることなんですが、一種のパワーハラスメントだと言われたことが在ったので、小説化してみました。 普段あまり気にしたことなかったですが、伝統を学ぶというの…

　プシューという音と共に列車の扉が開く。 　いつも通りに彼女が乗り込んでくる。 　ーー今日も元気そうだ。 　それだけを確認したら私はいつも通りに読みかけの本に視線を戻す。はずだ…

　貿易会社に勤める私は、いつものように出勤のため電車に乗っていた。 　すると触ってもいない女性から痴漢呼ばわりされてしまったのだ。 　私はどうなってしまうのか……

高校に入学以来、友達すら上手く作れずにいた。 そんな私が、いつもより早い電車の中で、隣に立つ彼と肩をぶつけた。 その拍子、読んでいた文庫本が手から落ちる。 はじまりは、そ…

カンターレ公爵家のアルゥバースといえばタイゲイア王国でも指折りの優秀な執事だ。まだ２０歳と若いながらも質実剛健、何事もそつなくこなし、主の世話も完璧にこなす、万能な青年だ。そんな…

私、後輩君に麻雀を教えているんだけど、教えている私がいつも負けるの！ 手の内を堂々と晒しておきながら、きっちりツモる鬼畜な後輩君との麻雀短編シリーズ。 全１８巡（１８話）予定。

「日本は素敵な国だよう。おおかた一年に四回も姿を変えるんだから」 　それは年配の化学教師の口癖だった。私は「この」季節が嫌いであった。なくしてしまいたいといつも思っていた。 　田…

特殊部隊の味噌っかすな私はいつもみんなのお荷物です。私は先輩お姉さま達とある部隊に所属していますが、実はそれの別名は家政婦部隊と言います。今日も一生懸命に訓練やお仕事をします。私…

私がいつものように窓から空を見上げると、そこには同級生・あらやんがいた。 彼は私を見ると微笑み、「好きなんだ」と言ったのだ――。 空飛ぶ少年少女の学園恋愛短編集。

これは、私がいつも感じている本当の気持ちです。学校でのひいきにうんざりしています。

　令和元年七月六日。とある小説サイトに、人生で初の投稿をする。文は僕から始まるけど……女の子。つまり『ボクッ娘』だ。そして、名前は『梨花』だ。この日の登校中、ふと浮かんだタイトル…

いじめられっ子の私は、いつもクラスメートの地味な男子と一緒にいじめられる。 恋愛意識など、1ミリもない。

緊急事態宣言により日常を奪われた私は、すっかり昼夜逆転生活を送っていた。 いつもと違う景色が見たくて、私は午前三時、深夜の町へ飛び出した。 ちょっとだけ、変身して。 そんな私に黒…