「神々 終末」を含む小説

　魔導を手に入れた人類は、ホウキに乗って空を飛び、積層する都市に住むメルヘンとパンクが入り交じる世界の住人となった。 　しかしその人類はあと1000年で滅亡が予言され、徐々に終末…

──時は終末戦争が起きるよりも前、九つの世界が存在する時代。 半神半魔のロキは同胞であるバルドルを殺害する。そしてロキは二十四の悪霊を従え、世界滅亡を首謀した。 それを…

世界は7つの歌声と共に滅びゆく、その歌声は天使のようであり、終末を告げる音色だ。 そんな終わりを迎える世界で神城太陽《かみしろうずひ》は夢の中で、ベッドの上で桜色の髪の少女………

勝ち目のない戦いがある。圧倒的な力を誇る『不死』の魔王の前に、人類はなすすべもなかった。希望であった勇者が敗北し、跳梁する魔人たちによって人類は北の大地に追い詰められた。 最後の…

　ナメクジは小さかった。 　わずか４センチメートルの体長しかなかった。けれど、寿命はなかった。

聖なるクリスマス。 去年は異形の化け物と戦った。 不可解な怪物に犯され、浸食される世界。 荒廃する世界に神は降りない。 敵の死骸から造られた〝陵〟(みささぎ)と呼ばれ…

これは贖もういない、偽りの平和を生きていると真実を知らないの生命だけ。元々は神霊の上に至高生命体（Bane）が創造の世界，今は後生生命体（Kind），至高の生命体が作った彼らを支…

幾度となく繰り返される神の使いによる人類滅亡の危機。平和な世界の裏側で人知れず戦い続ける彼らをある事件をきっかけに知った彼女は神との戦いに身を投じる決意をする。それが運命の出会い…

未来が見えなくなった今この世界を生きるための、哲学実験小説。 《冷凍篇》大学卒業後も就職できずニートとなった長男には、未来がなかった。 《解凍篇》慕っていた兄の零落した姿にシ…

エクストリームなんちゃらをネット配信したいと、姉に世界最高層のビルに連れてこられたイシマルは、ビルの屋上で喋る鳩を未必の故意で殺してしまう。しかしその鳩は神の使いで、イシマルはそ…

道標を見失い 忘却すらも通り過ぎた対価 おぞましい旅支度に黒衣を翻し 背負って立つのは命綱 滲み出す虚栄に終末思想を燻らせ 震駭する雲行きに兆候を侍らせた 能書きを這いず…

物理学者栗生ハルミは宇宙を一種の仮想現実と考えていた。彼女は臨死体験を経て、オカルトや聖書の謎に挑む。そこに浮かび上がるある天使の存在。その天使こそが、モーセを見いだし、紅海を割…

何故あの日、神は父さんと共に僕を殺してくれなかったのだろう。 何故あの日、僕は母さんと共に死ななかったのだろう。 そんな事を問うならば、早々に自ら命を断てば良いのに、僕は行く…

いずこにかある四つの秘法を求めて、少女は鴉とともに流浪の旅する。 少女は半妖精半妖魔の混血。星の乙女なる寺院に拾われて育つが、決して馴れることのない獣のような娘だった。水魔王の謀…

南極で爆発が起き、太平洋上にヒトの形をした巨大な腐乱死体が発見される。そしてある日、大学生の花澤健二の住むマンションの琥珀の大きなタイルから少女が産まれる。その少女を探し回る二つ…

　――俺だって、またいつか、誰かを愛せるかも知れない。 　世界が虹色の光に包まれ、全人類の３分の２が消滅、多くの人類の記憶が消失した≪大災禍（カタストロフィ）≫から１０年余。 …

世界は死んだ。 かつての文明は崩壊し見る影もない。 『人食病』 世界中に蔓延したこの病が人類の文明を崩壊させた。 その名の通り人が人を食べる、まるで神が人類を滅亡させるた…

――俺に消滅予告が届いた件。 　さて。何処から話すべきか。そうだな……まずは、この世界に降り掛かった不条理から説明しようか。 　世界は未曾有のメモリ不足に陥っていました。 　…