終末に抗ってみよう。

勝ち目のない戦いがある。圧倒的な力を誇る『不死』の魔王の前に、人類はなすすべもなかった。希望であった勇者が敗北し、跳梁する魔人たちによって人類は北の大地に追い詰められた。
最後の防衛線として建設されたギベル砦に集い、英雄たちは最後の抵抗を続けている。いずれ破綻するとわかっていても、諦める理由にはならないのだ。
そんな街に1人の青年がいた。守るべき人と故郷を失い、生きる希望すら失った青年は、ある日1人の少女と出会う。これは出会いが紡ぎ出す、絶望と戦いの物語。

小説家になろうにも掲載しています。完結済み。