「猫 妖怪」を含む小説

短編小説強化を目的として知人とお題を出しあった課題作です。 恋愛要素のあるお題だったはずが、完成したのは老人と猫の友情物語でした。なぜ。

主人公の猫又の『又三』今年で推定222歳。 自身の日常を日記にすることにした。 面白おかしく、心優しく不思議な猫又がいるお店 『猫又亭』にいらっしゃいませ。

ある休日の昼下がりに、突然お届け物がきた。 届けてくれたのは　もふもふ　した猫みたいな生き物。 二足歩行もするし、喋るし、どうやらハンコを集めているみたい。 そんなちょっとし…

　どこからでも読める時代怪奇ショートショートの一部を短く紹介。 三　髪・男に浮気をさせない女の髪は…… 四　火事場・火消しを窮地に陥れる火事場にしゃがむ女の子は…… 六　女衒（ぜ…

コロナのせいでいろんな予定が狂ってしまった彩夏。母に言われて買い出しに出ると、不思議な世界に迷い込んでしまう。 夏を告げるお祭りが行われるはずだった日に、彼女が出会うものとは……？

うちのベランダには、鎖につながれた齢10歳ほどの、人間の男の子の姿をした黒い妖猫（？）がしょっちゅう居座っている。そいつはなんと、遥か1000年以上も昔に、神社の池に封じられたっ…

俺の大好きな彼女に異変が起きた。どうもそれはモノノ怪のせいらしい。ちなみに言っておくけれど、この彼女ってのはガールフレンドって意味ではなくて、三人称の意味合いでの彼女だぜ。欲を言…

　《想念獣》。 　嫉妬や羨望、恨み、憎しみといった人間の抱く強烈な「負の感情」が、顕現・実体化した異形の存在だ。 　そんな強い「負の感情」が実体化し力を持った《想念獣》は、古来…

この世は本来行く道から外れた世界。 人と妖怪が言葉を交わし、まじわり、他とは時代軸が混じった世界。 路地に設置された鳥居をくぐればそこは妖の世界。 妖の住む世界は“彼岸町“とされ…

孫の手、猫の手、神の手早くて安定した仕事に定評がある雨寺です。 今日も人間の仕事。あの何で神様の巫女なのにこんな貧乏生活。お願いだから他の神様この生活を変えて下さい。 ※ここで出…

藩主と跡継ぎの息子たちが次々に怪死した鵠山藩。新藩主となった虎之介が初の国入りを迎えると、妖しい事件は彼をも襲う。不思議な二人組の助けを借りて謎を追ううち、ついに全ての背後に化け…

長所は「動じないこと」な俺がうっかり遭遇したのは百鬼夜行。 そして最悪なことに、美少女を気取ったネコ娘にコンビニで買った高級アイスを奪われた。 返せ！それは買ったばかりの俺のアイ…

涼やかな顔をして、高直そうな藍染の着物をまとった旅人ミツキ。 彼の進む先には、様々な悩みを抱えた人や、妖が暮らしていた。 ミツキはそんな彼らを助けたり、あるいは不幸にしながら、…

昭和37年。 化け猫であるお姉さまは、人間に化けて日々を謳歌していた。 そんなある日、同じ化け猫仲間の環子が、人間と駆け落ちしたという。 なんでも、その相手はなんと猫の敵ともいえ…

始まりには終わりがある。全ての生き物には死が訪れる。 わかっている。いやわかっていたつもりだった。 父が死に、この家には私一人だけ。もっと長生きすると思ってたのに。早すぎるよ馬鹿…

糸義倫語は、生まれながらに妖怪を引きつけ、自身は死してもすぐ転生してしまうことを除けばただの男子高校生。そんな彼は、ひょんなことがきっかけで、『月猫の半妖』──夜桜苺を飼っていた…

　魔の怪異――怪魔を操り、『使い魔』として使役する怪魔師なる職が溢れる現代社会。 　十七歳の青年・東日下春夢は、怪魔師を目指し日夜足掻く。 　全ては自身を破門した家系を見返したい…

人外ふたりのやりとりを中心とした、雰囲気重視の物語です。 （人間との心温まるような交流は基本的にありません） 一話完結。 どこから読んでも問題ありません。 ときどき続きを書く…

渋谷で助けた浴衣の子どもの言葉に誘われ、横浜のカフェーまでやってきた謙一郎。 そこで起こったことはいったい……？ 昭和と平成の時を超えて、彼がみつけたものは――。 カクテルスト…