「海 夏 短編」を含む小説

　砂浜で夏を過ごす、うたかたの物語。 　自主企画「夏の過ごし方」への書き下ろしです。 　ちょっと大人の夏をどうぞ。 　主人公≠作者です。念のため。

　海緒（みお）は唯一親友と呼べるあかねに避けられるようになり悩んでいた。 　ある金曜日の放課後、ある女性から「蛍を見ることの出来る場所はないか」、と尋ねられる。 　その一週間後、…

――人間も同じかもしれないね。無数の人間の集まりが『人間』なのであって一人ひとりの主張は強くない。生まれて、死んでいくだけだけれど、それが連続して――　　 夜光虫の光と寄せては…

僕たちはどうして懐かしさに惹かれるのだろう。 心地の良いノスタルジー。郷愁感。 子供の頃に聞いた音楽や作品を、妙に愛おしく思ってしまうのは、どうしてだろう。 波の音は、僕たちの…

「名前を呼ばれた気がした。」の一文から始める、という縛りで書いた短編。 現代ファンタジーに分類しましたが、幻想小説と呼ぶほうがしっくりきます。 2016年夏に完成。 このサイト…

少年と怪物の、無邪気で破滅的な夏の物語。（2010/07作）

鐘を買いに来た男と、ピストルを買いに来た女の、季節をめぐる物語。（2009/08作）

初投稿です。 生ぬるい目でご覧ください。

僕はその海辺でずっとハーモニカを弾いていた。心地よい音色が響き渡る中、ある一人の少女と出会う。彼女はアイスクリームを差し出してきて、「これ、あげる」と笑った。そこから僕と彼女の短…

　夏をテーマにした短編作品集。あなたには忘れられない恐ろしい夏の思い出はありませんか。

麦わら帽子に、白いワンピース。そして、彼の浮気。思い出はすべて記憶の彼方にある。 ※行間つめつめで恐らく読みにくいと思われます（意図的ですが）。文章も生硬です。それでも読んでく…

なんとなく地元の大学出て、なんとなく実家のコンビニを継いだ俺。 社会人一年目、一日だけの夏休み。 いい感じの波の海に遊泳禁止の警報が鳴り響く。 なんとなくじゃないものを求め…

上京して初めての夏、友人と海に出かけることになった私は 集合場所でビーチサンダルを忘れたことに気づく。 近くの店で慌ててサンダルを購入して事なきを得たものの そのことが私を数奇…

少年が海で出会ったものは…。 短編ファンタジー。

　いつか死ぬのが夢だと言ったら、私を拾って育てた養父 (ちち)はほんの少しだけさみしげに笑って言うのでした。 ──じゃあ、海に行こうか、と。 　夏を想う短編。

１８歳の最後の夏に出会った、悲しみと恋。２０歳への成長の記録。 改稿したものを短編集（紙の書籍）に収録しました。2020.12

戦争が続く国の端で、青年が人魚を拾いました。