「怪異 呪い」を含む小説

時は昭和33年12月。 世間がクリスマスで盛り上がっている中、とある首なし変死体が発見された。 小さな海辺の劇場きっての大スター・来島哲志の遺体だというが、どうやら彼は恋人の女優…

２００８年、時子さんの携帯電話を手に入れてしまったのならば、必ず呪いを解かなければならない。そうしなければ、一週間後に時子さんから電話がかかってきて死ぬ、と言われている都市伝説が…

「山から吹き下ろしてくる風が、呪いを運んでくる」――その街には、かつてそんな言い伝えがあった。

屋根裏部屋で見つけた奇妙な九相図。それは死体から霊魂が抜け出る過程を描いたものだった。

その家には、私たち家族が幸せに暮らしていた。しかし、その幸福は長く続かなかった。あの、怖い顔をした人形がやってきたときから、悲劇の全ては始まっていたのだ。 謎の手…

「 呪いを解いてくれ 」祖父から相続した葛籠をめぐる鳥迫月夜の怪異奇譚

超常現象対策課への配属が決まった天神。そこで仕事上のパートナーとして現れたのは、まだ中学生にしか見えないが、どこか得体の知れない空気を持つ子どもだった。 連載中の作品「怪奇中毒」…

〝――二番目に怖いものって何かしら？〟 　市瀬探偵事務所に就職して、早くも半年が経過した。 　やってくる〝奇妙な依頼人〟にも慣れ始めたある日のことである。市瀬探偵事務所に持ち込…

何時の世も、人が在る限り不思議というのは廃れることがない。 時は昭和34年１月。 呪術師、神林稲子は旧友の下田芙美子に相談を持ちかけられた。日女（ひめ）村へ嫁ぐのだが、その地に…

　高校二年生の茂木真琴は、自身が所属する新聞部の存続を懸けて「旧校舎の呪い」を特集することになった。そこで彼は噂の中の存在だけだと思われていた怪異・クロ人間と遭遇する。 　その出…

肝試しに行ったサークルのメンバーが、次々に死んでいく。 主人公の広瀬は、それらの死を幽霊の呪いだと思っていたが、自分の恋人の秘められた過去を聞かされ、戸惑いを覚える。 もしかした…

神奈川県某所久遠町に、小さな美少年剣士が現れた。少年の名は結城双葉。彼は、ある呪いとも呼べる体質を持っていた。それは、くしゃみをすると、性別が変わってしまう。何とも厄介なものだ…

「君からは極超短波が発せられている」 　彼女の言うことはそれこそ”電波”としか思えなかった――――。 　冴えないオタク中学生、万丈目・縁司《えんじ》は学校で流行ってる儀式「ジャ…

両親を喪い田舎の村へと引越してきた少年・形無社が見つけた一冊の本。それは怪異を求める怪異ーー人にとり憑き異形を喰らう呪われた本だったーー。 幽霊、妖怪、都市伝説。 喧騒から断絶さ…

　ド派手な青と黄色の極太ストライプのローブの魔法使いテオ。彼は気まぐれで嘘つきで、少し意地の悪い青年だった。 　ある日、テオが奇妙な卵を持ち帰ると中から不気味な姿のゴブリンが出て…

■作品のあらすじ 　メリーさんは、ターゲットに電話をかけてたとえ相手が別の惑星にいようと背後まで忍び寄って命を奪う怪異だ。ある日、メリーさんがターゲットにした少年がトラックに轢か…

　古い怨念の息づく島で、大富豪の遺産相続人が発表される。莫大な富を継承するはずの相続人は、けれど五人の娘の誰かだとしか解からない。『四人はフェイク』 　富豪の残した遺言状には、相…

「常世封じ道術士 風守カオル」短編連作シリーズです。 第一章　柊の木の呪い 　庭の南西にある、魔除けの柊の木を切ってしまったために、怪異現象に襲われる男の話。 第二章　雛…