「幻想 幻想文学」を含む小説

ルーズリーフ１枚分の「わたしとあなた」の話。 ３分程度で読める１話完結方式。 幻想文学、恋愛、青春、ホラー、友情、純文学、ファンタジーと、世界観はごった煮です。 男女の話は【君と…

真夜中に目を覚ました主人公は追憶に絡みとられて妄想と対話を繰り返す。行き着く先で出会う人は誰。

ある日エレベーターの中に閉じ込められている１匹のクモ（ハエトリグモ）を助けたぼく。 そして時は過ぎ、自ら命を絶とうとしているぼくの前に、かつて助けたクモが現れる―――― ※うつ…

坂道の古民家を改装して構えた骨董店には、不思議な品が集まってくる。店主である環（たまき）もまた、見た目は平凡ながら、「骨董に好かれる」という不思議な性質を持つ青年である。 年始に…

気が付くと海の中……。 僕はサカナ……。 ただ漫ろに、広大無辺の海を泳いで行く。

　週末の休みに、私はとある絵画展に足を運びました。ただそれだけだったというのに、これほどの音と光を浴びるとは思いもよりませんでした。 ＊カクヨムコン（短編賞）に出すために書い…

永遠にマグロを獲る漁船や宝を捨てにいく海賊船に出会い、陰気な小人の洞窟や星の凪ぐ森に迷い、隠者の塔や鬼の住み処を訪ね……ぼくは探しつづけた。家の壁も、人の言葉も、月の光も、静かに…

＊『未刊・未完作品集』収録の中長編小説を再編・掲載。

女の歯科医は実はサディストだった、という小説です。タイトルは怖そうですが、そんなに怖くなく、パロディー小説です。

「見慣れたイコン。どうでもいい幻想。くだらなくて手垢のついたそれに頼らなければならないほど俺は劣化してしまった」 狂気の幻想純文。

とある地域では土葬をした後、四十九日の日に掘り返して棺の紐に異変があったら縷々伊江で火葬を執り行うという風習があった。

総合個展という怪しい個展で主人公は一枚の絵を手に入れた。 後日、その絵を欲しがる着物女性が現れて……。

幾つ目かの核が落ちた日に、男と女は精神病院を抜け出した。誰にも理解されない心の病。二人は、互いを激しく求めながら、世界と共に破滅を迎える。メラネシアの神話に想を得た散文詩的作品。…

SNSへの耽溺を加速した果てに到来するポストヒューマン像（第一話）、古代シルクロードに結晶化した異形の仏画（第二話）、日常を別領域へ接続するliminal spaceの発生レポー…

歪んだ愛とは何かを姉に問えば、姉は遠い日の話をしてくれた。それは学生時代の素晴らしいお茶会の日々。帰郷した姉と繰り返されるピクニックの謎が解けるとき、私は知りたかったものをようや…

※横組み推奨 自主企画「大一回ジュニパーベリー文学祭」 https://kakuyomu.jp/user_events/16816700428532048845 参加用書き下ろ…

サヤ姉が亡くなって二ヵ月が過ぎた。ずっと一人で暮らしていた彼女の家に今は誰も住まない。僕は様子を見に、その家に一晩泊まった。ひさしぶりのことだった。

題名は「きょむ」と読みます。

女彫り師の処にふらりと訪れたのは、白い娘だった……。 ゆきのまち幻想文学賞が31回で終わりを迎え、行き場のない寂寥感から書き上げた小説です。本当ならば32回目の賞へ挑戦したかっ…

ある夜の森の奥、不可思議な光に包まれて出会ったのは『神様』だった。私の他には誰もいない。