未完小説集

k_i

横倒しになった列車から(2004年)

*まえがき*

※この小説は2004年に創作したもので一部現実を反映した描写が登場しますが(現在で言うところの東南海地震がその当時言われていた東海大地震という呼称になっていること等当時を反映した内容になっていますが)、それについては特に修正を加えていません。携帯電話もまだ普及していない頃の話です。

※現時点(19.8.9昼過ぎから推敲しつつ始めて現在19時50分)で第I部を一通り推敲の上で公開したところですが、この作品の本編と言えるのは次の第II部(妖しい光の海水鳥苑)でありここのファンタジーとしての描写が描けたことで後にこの作品を未完小説集に収録して残しておきたい、と思ったという部分になります。(おそらく第I部はもしそうなったら……という気侭な妄想として書き始めて、第II部で思いがけずファンタジーの場所への迷い込みに成功した、のではなかったでしょうか。この辺はさすがに十五年の前ということもあり当時のメモ等が残っていないと判然とはしないところですが。)

 ファンタジーが読みたい方は第II部だけ読んで頂くのでもいいと思います。全体に脈絡のない夢のような話になっているため。

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