幻想童話集

作者 imayui kentaro

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★★★ Excellent!!!

大事なものはいつも、失くしてから気づく。
それはどんなに時代が移ろっても
変わることのない世のなかの常。
大切なものが、自分の掌のひらにあるときに
気づけたらいいのにね。
けれどもどんなに欲しかったものも
手に入れた瞬間、ただのガラクタに
なってしまうのとおなじように
自分がそれを「所有」しているときには
どんなに尊いものであるか、わからない。
そして失くしたものを探して彷徨うのだ。永遠に。
またいつか巡りあうことに、希望をもって。

ポケットに入れて忍ばせておきたいような
珠玉の言葉に彩られている。ビスケットを
食べるように、この言葉たちを夢中で食べた。
この作者さまの言葉をもっと食べたいという
贅沢な気持ちがこの瞬間にも湧きあがっている。

★★★ Excellent!!!

ひとつの物語の中に
幾重にも ちがう物語が
隠れているような
そんな奥行きを 感じました。

飛び去る青い鳥を
掴まえてしまう シーン。
まるで、自分の手にも
同じ感触が残ったような気が。

絵葉書、地球儀、だいすきなモチーフ。
言葉の一つ一つの選び方も すてきです。
つづき、楽しみに待っています。