「古代 神話」を含む小説

「西の果ての島国」の首都の学院生徒・リアン少年は、同学院の研究部にやってきた学者「コナル先生」と出会い、そのいざないによって、コナル先生の郷里である、辺境の古代人の隠れ里「ホイル…

多くの森をそれぞれのカミが支配していた時代。カミの森の巫女として一生を森に捧げるはずだった沙耶は、幼き日の出来事を夢に見る。根の這う地、木漏れ日、梅の花。そしてあの白い手──。 …

　古代インドにて強大な勢力を誇ったクル国、その第三王子アルジュナは、国民に愛され、四人の兄弟と優しい母に囲まれて、満ち足りた日々を送っていた。希代の弓の名手と讃えられる彼は、ある…

素敵な文化（ゆめ）に魅せられて、〝未来の神話〟を幻視（み）ていたら、現実（リアル）な未来が見えました ❤。 アイドルマスターやバンドリ、ラブライブの動画に感動して、「Ｌｕｃｉｆｅ…

1999年、世界は滅亡する。ノストラダムスの大予言が迫る世紀末、熊本県神瀬村に住む少女は、怪獣〈ヒドラ〉と出会う。 同時期、青年は日本古代史の謎〈空白の四世紀〉を探るべく、日本神…

神々と人との交わりが古ほど濃密ではなく、だが未だ神の息吹が色濃く残る時代――。 とある街の守護神であるうるわしの女神さまは、容姿に優れ聡明で、そして高慢で性格が悪かった。父神であ…

神からの力を受け継ぐ一族。 ひそかに受け継がれてきた力は今 子どもたちの身にも受け継がれ、 そして続いていく。 よくある家族と子どもたちのはなし。 ーはるかむかし天孫はこの地に…

うちは元々「見える」家系らしいんだけど、あたしもとうとう初めて「見ちゃった」んだよね。 それもさあ、あんまし大きな声で言えないんだけど、ひとりでコソっとアレしてたら……いやん、内…

二本の川が流れる平地の邑が異族の侵攻に敗けて山奥へと敗走する。 敗けた氏族の姫だったテラは純粋な氏族の子供を増やすために弟のスサに孕まされたことを恨んで、さらなる山奥へ逃れて弟…

◆大雑把なあらすじ◆ 世界はノアの方舟と伝えられる事件があって一度滅び、いくつもの時代が進むにつれて大陸も消え、海ばかりになっていた。発掘されたエンジンから内燃機関だけが再現され…

古事記（神話）をむつかしいものと考えない方が良い、一つの面白く創った物語、史実として見ても退屈だ、気宇壮大で荘厳で、痛快活劇、報復と応酬、喜怒哀楽の憎愛、露骨な性描写・奇想天外な…

古代言語学を専攻する大学2年生、高里塞が不思議な少年に出会う。 世界に『天使』はいない。存在していたのは『御使い』だ。 世界に『天使』がいない。存在しているのは『ちから』だけだ…

　竜よりも「ドラゴン」という言葉が先に出てしまう？ 　最高神といえば、「ゼウス」や「オーディン」？　 　それもいいですが、ちょっと待ってください。日本に生まれたからには、日本の…

古代エジプトの若きミイラ職人・カルブは、仕事中にちょっかいを出してくるツタンカーメン王の幽霊とのバカ話を続けるうちに、邪神セトとの激闘や、愛憎渦巻く暗殺劇に巻き込まれてゆく。 …

【あらすじ】※黎明からが本編 　とある国の王女様であるプシュケは、美の女神アフロディーテをも凌ぐ美貌の持ち主。国民からは女神として崇められているが、彼女を愛する者はゼノンを除いて…

太古、神々の諍いにより月の女神は失われてしまった。 その月を代々捜してきた〈星の民〉の末裔イシュメルは、ついに女神と邂逅し、一族の宿願を果たす。 しかし人々が喜びに沸く一方で、「…

拙作『アテン神☆ぷりーず　～ツタンカーメン王の幽霊とミイラ作り職人の少年～』および『ファラオ珍道中　～近ごろの若い者はとクフ王が言ったけれどツタンカーメンはてきとーに聞き流した～…

新石器時代のシベリア。神霊を敬いながら暮らす〈森の民〉のもとへ、南から、太陽神を信仰する開拓者たちがやってきた。友好の使者として送られたマシゥと、狩人の青年ビーヴァの、友情と闘い…

――少しだけ、お話をしましょうか。これから語るのは、神話となった時代の話。 倭国の第三王子として生を授かった小碓は、父や異母兄弟から忌み子として忌み嫌われていた。 宿禰という理…

　蒼衣（アオイ）は親が家をよく空けるという以外は全く普通の少女だった。 　突然巻き込まれた交通事故の衝撃で、輸送されていた謎の鉱石を体に埋め込まれた結果『機装唱女（きそうしょう…