「おいしい 短編」を含む小説

異世界でただの村娘だったアリアは、いろいろあって日本に来てしまう。 日本の文化に驚き、食べ物や衣服、風呂に感動するハートフルストーリー。 ついでに異世界を救います。

私の父方の祖母は終生、一体の小さな観音像を大切に祀っていた。 この観音像は、不思議ないきさつで祖母のもとへやってきた。祖母の家の床下から、掘り出されたものなのだ。オカルトブーム最…

魔女っ子シャインが美少女の友人リタと作る花の根で作るスィーツ。薄紅立葵（ギモーブ）は優しいお味。ライバルと食べても笑ってしまう程おいしいのだ。 「光のポーションスピンオフ」になり…

時は平成、地は東京。その下町の一角にある古い屋敷に一人の美しい鬼姫が眠りについていた。 彼女の名は、人呼んで“朱夜叉（あけのやしゃ）の眠り姫”。 異形の姿なれど、心優しい鬼姫であ…

食レポのブログを読んだり見たりするのが趣味の女子高生の主人公と広告とSNSの小話

大事な会議の当日朝、駅で倒れてた男の人を助けてアラサー、直。 拾われた男、タケナカ。 雨の日に美味しいご飯を食べる。

『おいしくなければお代はいただきません　――りつか』 通い慣れた店に見つけた見慣れない一文。 それは新しい『おいしい』のはじまりでした。

森の賢者・コノハ博士は暇を持て余していた。 そんな彼女は暇を潰すべく、二人の着ている物を交換してみようとミミちゃん助手に提案する。かしこいので。 それは単に、興味本位からの提案だ…

むかしむかしあるところに、双子のお姫様が住んでいた。 二人は顔かたちこそ同じだったが、姉は何かと不器用で、おいしいところはいつだって妹にすべてもっていかれていた。 さて、そんな双…

卵料理が毎日食卓に並ぶお家での物語。 女の子とお母さんと鶏卵、それぞれの視点を想像してみました。 現代ドラマのジャンルにはしましたが、読んだ方によってはドラマでも何でもないと思い…

子供のころはド偏食。大人になったらどれでも大好き。 フカヒレそばでもカップ麺でも、霜降り肉でもモツ煮込みでも、フルーツパフェでも板チョコでも。 おいしいものをおいしく、食べたいだ…

彼女が欲しくてしょうがない、モテない男が、艱難辛苦の末、合コンにこぎつけるが、 とんびが油揚げをかっさらうように、全てイケメンにおいしいところを持っていかれてしまう！ もしかした…

　一冊の本が落ちてきた。その本に書かれていたものは、 おとぎ話のようで奇妙な……そんな光景だった。

美味しいと評判のお菓子「おばあちゃんのおいしいセンベイ」に厄介なクレームが来た。『おばあちゃん』が作っているなんて真っ赤な嘘、本当は工場で大量生産されているお菓子ではないかと言う…

「わたしのことを食べて下さい」 　魔王が助けた――、いや、正確には食べる為に奪った筈の盲の少女は、眼前で堂々とそう告げた。 　被食者と捕食者の間に芽生えた奇妙な関係は、やがて魔…